以前フォートナイトで友達の友達として知り合った高2のRという男がおる。


友達を介して知り合い、

初めましての日にはワイ&友達&Rの3人で遊んだのだが


このRって奴は、ワイには1ミリも興味を示さず、ワイの存在をほぼ空気かのように扱い、

終始友達ばかりとコミュニケーションをとるという、ほぼワイはイジメのような被害にあった。(ごめん結構大袈裟に言ってる)


厳密に言うと、会話のキャッチボールは初めは辛うじてRと出来ていた。


しかし、ワイが空気として扱われ出した大きな原因としてはおそらく、

包み隠さず堂々と年齢を発表してしまった事だと推測する。

しかも、この日ばかりはなぜか年齢を盛ってしまった。

「歳?85歳だよ」

こう放った直後から、Rはワイという存在が居ないものとしてゲームを進めだしたのだ。



大抵のキッズ達はワイみたいな歳上レディーに対して懐いてくれ、ワイのフレンド達はとにかく可愛い子ばかりなのだが、


こいつはとにかく可愛げがねぇ。こいつって奴はまじで最低だな(言い過ぎ)。と思い、それ以降Rとは遊ぶことはなくなった。



だが昨日。あんなにもクールだったRが、ワイを欲してきた。


Rのパーティーに入ると

「あのさ、友達からお前のプリクラ送られてきたんだけど」

「おう」

(わかるで。俺様の激盛れ鬼盛れ爆盛れプリクラが可愛いと思ったんだろ?どの辺が可愛いと思ったか詳しく話してもらっていいですか?)

「なんかして遊ぼう」

「何する」

(可愛いって言わんのかい。恥ずかしがらずにそういうのは相手に伝えた方がいいよ?)

「1v1しよ」

「おう、やろ」





激盛れ爆盛れ鬼盛れの(実物の原型をもはや留めていない)ワイのプリクラ1枚で⟵、

Rがいとも簡単に手のひらを返してきやがったのだ。


Rは、二重人格かと思うほど優しかった。

一緒にゲームをしても必ず俺に勝たせてくれた。会話のキャッチボールが、できた。

(こないだまで俺の事空気だと思ってたよな?)


てか。美人って、いつもメンズからこんな待遇受けてんの?

Nattokuga,ikanee.....



この待遇を、なんとしてでも俺は、現実世界で受けたい。


強い想いへと変わった。そしてその想いが確信へと変わる。


「「「絶対に、可愛くならなければならない。」」」




今までモテた事なんてなかった。


4年間片想いした相手にトータル3回告って全て振られたことも、あった。

(結局付き合えない)



そんな俺が

美人だからという理由で例えばお店でおまけしてもらったり

モテてモテてしょうがね〜困るー

イケメン3人から言い寄られてしまってるけどうーん、どうしよう?

っての

人生1度はあってもいいんじゃないか。

いいよな?

人生一度切りなのになんで顔ガチャハズレたらその顔で諦めて一生生きていかなきゃならない?そんな決まりないよな?どう考えても不公平だよな?



これでいい。

強く純粋な怒りは、揺るぎない原動力となる。(鬼滅よりも鬼滅)



もう流石に俺も馬鹿じゃないのでわかっている。


顔が全ての世の中であるということを。


顔が良ければ大切にされる。

恋愛に限らず仕事においてもだ。もはや、何事においても。


いつだって、人は見た目が100%。



整形しない理由が、ここまでくると、もう何一つない。あるわけがない。ないわけがないとも限らないが、あるに越したことはないからこそ、そう感じている。⟵



R、お前の事は最低な奴だと思っていた。

それが俺にとって優しさだったという事に気づくまでに随分と時間がかかってしまった。

大切なことを気付かせてくれた。

お前は、紛れもない現実を俺に突きつけた。

俺の背中を間違いなく押した。しっかりとした強い力で押せていた。

その受け継いだバトンを、ここで途絶えさせるわけにはいかない。

俺の背中を押してくれた全ての力を、ひとつ残らず原動力に変えて進んでみせる。

必ず。




【次回、「無限城編」(鬼舞辻無惨最終章)〜柱と共にいざ決戦〜】





まじでなんの話?