ジョホールバル→クアラルンプールはマレーシア航空傘下のLCCであるFireflyにしたが、夜便で遅延が積み重なった結果か出発は2時間以上の遅れ。フラッグキャリアの影響下にあるとはいえそこはLCCである。翌日の移動を考慮して予約したKL Sentralの近所のホテルにチェックインした時には日付が変わっていた。

 

翌日はホテル1階のレストランで朝食。このあたりはインド人街を形成しているから必然的に朝からカレーにチャイの組み合わせ。多民族国家マレーシアはレパートリーが豊富な料理を目的に行くだけでも楽しい。イスラムな国なので酒の値段は日本以上に高いのだが。

 

今日は競馬場の連荘でセランゴール競馬場で賭ける。Rapid KLの電車を乗り継ぎSungai Besi 駅まで行き、そこから競馬場まではUberで車を拾って行く。Uberだと豪華なクラブ席の入口に連れてかされるが、一般席の入口は坂を少し下ったところにある。入場料を払いレーシングプログラムを購入し、いざ勝負! (写真は帰りに撮影したもの)

 

 

レースに興じる前にまずは場内を見学。まずはスタンドだが写真の左側がクラブ席で右側が一般席。一番の違いはクラブ席はガラス張りで冷房完備であるのに対して一般席は大型の扇風機で暑さを凌ぐ。さすがに掃除は行き届いている。

 

 

コースは芝のみの左回り。たっぷり400mある平坦な直線は新潟競馬場を思わせる。

 

こちらが穴場。競馬はもちろん当地を植民地とした大英帝国の置き土産であるが、現在のマレーシアの競馬を支えるのは圧倒的に華僑で、春節が近いから「喜迎豊年 吉祥安泰」と新年を迎える標語が大書してある。一方でマレー人は賭け事を禁じるイスラム教の信者であるが故に、競馬場はマレーシアにあるのにマレー語は一切見かけない空間となっている。多文化が共存する(が共生しない)国家・マレーシアらしい。

そして、日本のように馬券購入用のマークシートは存在しないので、穴場に並んで口頭で買い目と金額を伝えることになる。馬券の種類は日本と全く同じだしインド系の客もちらほらいるくらいで英語は問題なく通じる。出走間際は行列するから穴場で躊躇しないことが肝要。

 

競馬は午後から開始、1レースは芝の1400mで12:45に発走。12月から好調で馬名も良いWinning Smileの単勝を狙ったが、圧倒的な人気のCherで堅い決着。♪Do you believe in love after love? 2レースもダメだったが、3レースの芝1600mで狙いを馬連に変えてPacific Thunderから3点に流し、Lim's Uniqueとの2頭で的中。人気サイドの組み合わせで10RMx3→45RMとなっただけだがこの遠征で初的中。この調子でシンガポールの敵をクアラルンプールで討つとなりますかどうか。

 

腹が減っては戦はできぬ、的中記念に1レースお休みして昼食。マレーの麺といえば私の大好物ラクサはやはり売ってるので迷わず注文。カレーラクサは練り物が大量に入っていて胃袋も十分に満足。まあ食べながらプログラム見てしっかり予想です。

 

 

5レースの芝1300mでも馬連3点で的中。Rhythm of Zen という馬名は日出ずる国からの遠征者なら軸にせねばならぬ。これも人気サイドの組み合わせで同様に10RMx3→45RMとなっただけ。この調子で中穴を当てればいい感じなのだが6,7レースは全くダメ。8レースの芝1200mで1番のMisty Swiftから7,8,9の3頭に流したら来たではないか! 10RMx3→85RMでこれまでの負けを取り戻す。

 

 

しかし、余勢を駆ってといかないのは普段通り(苦笑)、最終10レースは1着が人気薄で馬連20倍、こういうのが取れないと。それでも収支トントンだから悪くなく、笑顔で競馬場を後にする。