夕方の飛行機でダバオに到着。空港から市街地までは渋滞にはまるのは東南アジアのお約束か。夜はさっさと寝ることに。

 

初日は市の中心部を散歩してから、リゾート地で有名なサマル島に行くことに。まずは市役所とカトリック教会から。

 

 

朝食はフィリピンに来たら挨拶代わりのジョリビー、ベタベタに甘いミートソースが特徴なのだが以前より控えめになったような。

 

サマル島のフェリー乗り場まではタクシーで。乗船時間は15分程度と短い。「マニーマニー」との売り声に振り向くと、そこに居たのはまさしく南京豆売り(El Manicero)。フィリピンの言語はスペイン語の単語が多数入っているのは理解しているが、それでも瞬間カリブの赤い島を旅してるかと錯覚した。

 

 

船着き場から各観光地への交通手段はトライシクルだが、トラブル防止のためか料金表が大書されているので値段交渉の必要はない。まずは Monfort Bat Cave に行き大量のコウモリとご対面。鳴き声も凄いが匂いも凄い...

 

 

島の最北部に位置する Cavanico il mare に行く。本来なら入場料を払わねばならないところだが短時間の見学を許してもらう。ここから見る白い砂浜と青い海のコントラストは絵に描いたような感動的な景色、野郎一人で行くところではないな。

 

 

一旦船着き場に戻り、次の目的地として選んだのは Moncado White House だが、道中がかなりの悪路。おまけに肝心の建物が風水害で破壊されており、ここの選択は失敗か。ここまで行ってくれたトライシクルには感謝するほかない。

 

トライシクルの運転手に最後の1か所として勧められたParadise Islandへ。ここは地元の家族連れが多いカジュアルなビーチで簡単な動植物園も付属する。海を見ながらビールを飲んで、最終のボートで島を離れる。

 

 

 

夜はライブの音に誘われてビール片手に音楽鑑賞。ABBAにStarshipと懐かしのポップ・ロックの選曲が多いがレベルは上々。フィリピンはブラックにラテンの影響がないから「白い」音楽が好まれるように思える。

 


翌日はダバオ訪問の目的からして行かねばならぬフィリピン-日本歴史資料館へ。ダバオの中心から北西に25km程度にあるカリナン(Calinan)に位置し、朝にGrabで車を呼ぶと900ペソといいお値段。

 

博物館はこのように日系人会の学校の一角に位置する。2020年に改修されているので建物は非常に新しい。

 

 

100ペソの入場料を支払って見学。戦前に麻生産で繁栄したダバオには日本人が2万人程度も移住していたが、当時の生産器具や日本人町に関する展示が主体であり、なかなか充実している。それ以前から現地に住む先住民の民族衣装や、太平洋戦争に関する史料もある。

 

 

展示品の掉尾を飾るのは今上陛下の即位の礼で配布された品々であるが、フィリピン日系人会を招待するあたり外務省も気が利いている。そして訪問した著名人として優木まおみのサインが掲示されていた。

 

 

帰路は資料館の方がタクシーを手配していただき、最寄りのタクシー乗り場までトライシクルで移動。市街地に戻り、第二次大戦中に日本軍が掘削したとされるJapanese Tunnelに行くが、微妙な作りのマネキンがB級観光地感を醸し出すのは仕方ないか。ちなみにホテルも併設してある。

 

 

日本に関する展示はダバオ博物館 (Museo Dabawenyo) にも少しだけあるが、この博物館自体が展示品が少ないので訪問の意味は少ないかもしれない。

 

 


ダバオと日本に関する訪問地は以上だが、ここに来たからにはダバオ出身で最も著名なドゥテルテ前大統領の家を表敬訪問。クリスマスの飾りがあるのは時節柄。広めの面積とはいえまあ普通の家屋であることも人気の一因であろう。拾ったタクシーもダバオの市内にゴミがなく綺麗なのはドゥテルテの成果だと褒めちぎっていたし。しっかりと土産物屋があり勢いでドゥテルテのTシャツを買ってしまったが、日本で着る機会は巡ってくるのだろうか(苦笑) そしてこの近くの定食屋で昼食にしたが不味くて大失敗。フィリピンはいわゆる屋台飯がダメだ。

 

 

ダバオの最後は Crocodile Park & Zoo だが、ワニもここまで多いとかえって興醒めかも。

 

 

夕方のフライトでセブ島へ移動。