昼は安保観光、そして夜は弘大(ホンデ)に繰り出す。若者の街にいい歳したオッサンが行く理由はこの地に構えるバーに顔を出し土産を渡すことだが、ついでにサルサクラブにも。

Club Bonita

弘大(ホンデ)はサルサクラブが集結するエリアでもある。
2019年にはclub havanaを少々覗いたらショーダンサーみたいなペアが集結して一介の観光客が冷やかせる雰囲気が全くなく退散。今回はclub bonitaへ。Facebookをチェックするとレッスンも開催しており、スケジュールは英語でも書いてあるから韓国語イマイチでも何とか参加して知り合いを作るとこからと考えたが、今回は時間の都合で断念。ご時世を反映してレッスンはbachata sensualばっかり。

 

土曜の夜の8時過ぎではまだ時間が早いかホールは広いが客は少なめ。初心者から熟練者までレベルは様々だからイルボンの観光客からでも自分のレベルに合わせた相手を決めて一手の御指南をと誘いやすい。そもそも私もそんなに上手くない(苦笑) さすがは弘大で年齢層が若く20-30代が大半、お江戸じゃ私の知る限り中高年の社交場と化してるのに。こちらではsalsa on2が標準。

次があったので10時前に後にしたが多くの客とすれ違ったので、ピークは12時を超えてからなのかも。

 

 


The Factory

本日の目的はこちらのバーThe Factoryである。紹介してくれたのは日本のバーテンダーだが、ここのバーテンダー韓奎先さんは確かな腕でしっかりした味のカクテルをまとめてくれるので秘かなお気に入り。店内はコンクリートの打ち放しで絵も飾るアートな空間だが、城アラキ原作の「バーテンダー」の韓国語訳が全巻揃ってたりもする。バックバーにはシングルモルトが勢ぞろい。
ここも前回は2019年で「沖縄のラム酒が美味しいと聞くけどソウルでは見ない」「だったら次に土産に持っていくぞ」という展開となったが、まさかのコロナ禍を挟み3年ぶりに扉を開ける。約束は違えずと銀座わしたショップで南大東島のCOR COR AGRICOLEを買ってある。

 
お土産を渡した後で「この酒でカクテルを飲んだことある?」と聞くのでそれはないと答えたら即席で一杯作ってくれた。アグリコールラム独特の癖のある味覚はカクテルにまとめるのは難しいが、柑橘系の味とうまく混じっており甘みもあって飲みやすい。これは凄いなとバーホッパーなら分かるはず。

 

ウイスキーベースのロブロイを注文。ベースはTaliskerの10年で、この味がより引き立つようにショートカクテルをまとめるのは、流石は焼酎で鍛えられた蒸留酒の国と言うべきか。さらにカナディアン・クラブのシェリーカスク、日本では見かけなくなったがソウルにはまだある。

 

 

スタンダードもオリジナルもカクテルは多種多彩だが、気になるお値段は一杯20000ウォンから。日本のバーより若干お値段が高い理由は、バーテンダーも言ってたが韓国は洋酒の酒税が高いことに尽きる。

 

このブログを書くためにサイトを再確認したところ、弘大の店は改装中で2013年の12月に再オープン予定と書いてあった。孔徳のThe Factory M (私は未訪) は営業中。