住職からのお手紙

昨日の夜、帰宅したパパが届いていた封筒を開けて中の手紙を読んで静かに泣いていた。

ママの実家のお墓があるお寺の住職からのお手紙だった。

以前のブログに書いた、りおちゃんのお通夜、葬儀で涙を流しながらお経をあげて下さった住職。

来年の7月が三回忌になるので、そのご案内に同封されていたお手紙。

ママも読んだら泣いてしまうのがわかっていたから、食事の片づけを済ませてから読ませてもらった。

住職が今もりおちゃんを大切に想ってくださっていることが嬉しかった。

私たち親だけでなく、今もりおちゃんのことを思い出す人がいてくれる、そのことが有難いと思った。

パパとママはずっとりおちゃんを想い続けるけれど、他の人には”過去”になっていくし、寂しいけれど思い出してもらうことが無くなっていくんだと思うから。

「お父様、お母様の笑った顔がきっと大好きだったはずのりおちゃんの為にも・・・」

パパとママは3人で幸せだった時のように笑うことが出来なくなってしまったけれど、りおちゃんはきっと住職が書いてくださったようにパパとママが笑って生きていくことを望んでるんだろうと思う。

自分のことよりも周りを心配する優しいりおちゃんだから。

住職のお手紙にある「少しはにかんだりおちゃん」

パパとママ以外の人の前で見せる表情だった。

パパとママも、ちょっと恥ずかしそうにはにかんだ笑顔で写ってるりおちゃんの写真はお気に入り。

PICUのベットの横に飾るために作った家族写真の中のうちの1枚。

観光バスの運転席に座らせてもらい、帽子と制服を着させてもらって記念撮影できるイベントで撮った1枚。

入院中に写真を持ってきてあげて下さいと言われ、パパと選んだうちの1枚。

パパが「この表情が可愛くて好きやねん」って言って選んだ。

この時ママが選んだのは水族館のイルカの前でりおちゃんがニッコリ笑ってる写真。

他にも何枚か、旅行先で3人で撮った写真を選んでラミネートして病院に持って行った。

写真を選んでる時は、「どれだけ時間がかかっても絶対に家に連れて帰る、帰れる」 と信じてたから、信じようとしてたから、その時はまだ写真を見ることが出来た。

でも今は見ることが出来ない。

見ることは出来ないけど幸せだった場面を残した写真や動画をいつも思い出す。

小さい時のりおちゃん、少し大きくなって保育園の先生のマネをして読み聞かせ風に絵本を読んでる動画・・・

りおちゃんに逢いたいな。

声も聴きたい。

動画を見ればいろんなりおちゃんに逢えるのに今のママは見ることが出来ない。

今日も朝から寂しいよ。

りおちゃんに逢いたくてたまらない。