今日もだいぶ暖かくてエアコンなしで過ごせる気温。
季節が変わっていくんだなぁ。
たかが気温の変化さえ、今の私の憂鬱な気持ちを増幅させる。
毎日毎日、朝起きて娘の寝ていた場所を見ていないことを実感する。
笑顔の写真を見て悲しくなる。
写真以外にも娘の描いた絵や折り紙で作った動物たち、私の誕生日に書いてくれたメッセージカード、
部屋の中には娘がいっぱい。
壁に貼ってある保育園でもらった毎年のお誕生日カード。
お友達、先生とニコニコ笑ってる写真に先生からのメッセージと身長、体重が書かれている。
先生のメッセージには毎年「先生のお手伝いしてくれています」って書いてある。
5ヶ月から保育園に行ってたし、先生にもとても良くしてもらって可愛がってもらって、
お友達と毎日楽しく過ごしている様子も書かれてる。
娘はたくさんご飯を食べる子で、スクスク成長し、毎年10センチ近く身長が伸びていた。
パパの身長が高いので完全にパパ遺伝子。
娘は8歳だけど身長が高いから、小学校2年生で150サイズの服を着てた。
デザインによっては少し大きめだけど、さほど違和感なく着れる体格で。
靴のサイズも大きくて21センチ。
160センチない私と並んで「あと2~3年したらママ、身長抜かされるね」ってよく話してた。
そのうち靴もサイズも一緒くらいになるね、って。
身長を抜かされるのが楽しみだった。
娘を見上げながら喋る未来が楽しみだったし、来ると思ってた。
でも今も娘の靴は21センチのまま。
新しいまだ履いていな靴もある。
新しい服もたくさん。
ちょうど去年の6月の入院1週間前、新しい服を買いに行った。
可愛いワンピースやスカートを試着して、ちょっと恥ずかしそうに、でも嬉しそうに笑う姿が可愛かった。
夏休みの旅行の予定も決まっていたから水着も試着した。
お姉さんぽいデザインですごく気に入ってた。
「可愛い~、似合ってるよ」って言ったらすごく嬉しそうにニコニコしてた。
ここ数年は好みもハッキリしてきて、自分が気に炒ったデザインや色の服でないと「うん」とは言ってくれなくなってた。
だから一緒に選んで試着して、娘が気に入ったワンピースや水着を買った。
この時は新しい服を着て、新しい水着を着て笑う娘を見られると思ってた。
夏休みの旅行のことを伝えたら大喜びして楽しみにしてた。
それなのに気に入って買ったワンピースも水着も着ずにお空に行くことになってしまった。
試着の時、写真を撮ればよかったって凄く後悔してる。
すごく嬉しそうに笑ってたから。
悲しくて今は写真を全く見られないけど、こんな事になるなら1つでもたくさんの笑顔を残しておけばよかった。
お空に行くとき、娘が気にいって買った新しいワンピースを着せた。
使うことが出来なかった可愛いカゴバックも一緒に持たせた。
カゴバックは娘の入院中に意識が戻ったら見せて喜ばせようと思って買ったもの。
でも見せることさえ出来なかった。
せっかく娘の好きな水色の可愛いレースがついたバックだったのに。
絶対喜んで気に入ってくれるって自信があったのに。
りおちゃん。
りおちゃんは夏服でお空に行ったけど、その後、秋が来て冬が来たよ。
雪も降ったよ。
一緒に雪遊びしたかったね。
でも冬ももう終わるみたい。
だんだん暖かくなってきた。
去年の今頃はお休みでお天気のいい日はよくパパと三人でお散歩にいったね。
でもパパもママもりおが居ないからお散歩に行くことも出来なくなってしまった。
寂しくて悲しくて歩けないもん。
一緒に歩いた道は楽しい思い出しかないから辛すぎて。