ペルーっていうと「在ペルー日本大使公邸占拠事件」を思い出す人もいるかもにゃ。1996年に日本大使館がゲリラに占拠されて,たくさんの人が人質になった事件にゃよ汗

 人質解放のために特殊部隊が訓練した場所がリマにあって,今は博物館になってるにゃん。おとーしゃん達はそこを見学に行ったにゃよ。

 

2022年6月4日

 8時半に集合してバスでチョリヨス方面に向かって行ったが,こちらはちょっと治安が良くなさそうなところだった。途中軍関係の施設があって,今日は何かの式典があるのかたくさんの人が集まっていた。

 9時半過ぎに博物館到着。10時予約だったので少しの間外で待っていた。見学に来る人がけっこういて,入り口で写真を撮る人もいた。10時前に中に通され,始めに大使公邸人質事件のビデオを見せてもらった。あの事件は記憶にはあるが,詳しいことは知らなかった。突入まで綿密な作戦計画があったこと,そして秘密裏に準備していたことが分かった。

 この建物は大使公邸のレプリカで訓練に使われたそうだが,床に穴があいていたり天井に爆発の跡があったり,生々しかった。実際に使われた武器が展示してあったり,殉職した軍人さんの写真があったり。

 その後,突入したトンネルの中を歩いた。とても狭くて,この中で何日も特殊部隊が待っていたそうだ。このトンネルを掘ったのは鉱山で働いている掘削の職人だったそうで,この作戦のことを知ると怖がって?やめていった人もいたとか。担当の若い軍人さんがとても詳しく説明してくれたし,それを通訳のWさんが分かりやすく訳してくれたので,とても有意義な見学だった。

 他にもこの作戦に関わった195人の人々の名前がレリーフに刻まれていたり,ペルーの軍隊が誇りに思っていることを感じた。改めてこの事件について調べてみようと思った。

 

博物館正面

 

 

床に爆発物を仕掛けて爆発させた跡にゃねガーン
 

 

 

天井もボロボロあせる

 

 

説明してくれた若い兵士さんと通訳のWさん

 

 

実際に使われた武器炎

 

 

殉職した兵士の方のコーナー

 

 

ギターの中に盗聴器を仕掛けて人質に差し入れしたんだってびっくり

 

 

ここから地下通路に入るにゃよ

 

 

こんなに狭いにゃん汗

 

 

 

 

大使公邸付近の模型

 

 「チャビン・デ・ワンタル」っていうのはペルー中部にある世界遺産にゃよ。地下通路が張り巡らされていることで有名にゃん。大使公邸地下にトンネルを掘ったことからチャビン・デ・ワンタル作戦って言われてるんだって。この事件から着想を得た「ベル・カント とらわれのアリア」っていう映画も作られたみたいにゃね♪興味のある人は見てみてにゃドキドキ