ジェニファーの家でシンプルディナー(と、本人が言ってたけど、本当にシンプルだった(笑))をいただいて7時半くらいにお家を失礼しました。
 8時くらいから「お天気会」(直訳。ヨットに乗る人向けの、雲から天候の変化を判断する方法の講習会)があるそうなのです。
「それじゃ、わしらバスで帰るわ」
と、帰る私たち。
「じゃあ、回数券あげるわ」
と、2枚もらって、路線バスでダウンタウンに向かいました。
 妹の友達・カタリナとは8時の約束。

 うーん。英語、出るかしら。

 前の日に日付が変わるまで仕事をして、当日は7時ごろから仕事をはじめて夕方まで昼抜きで夕方まで仕事、そのまま成田に直行、バンクーバーで走り、ビクトリアに着いて人様のお宅に直行というスケジュールの後、私は驚くほど言葉が出ませんでした。
 たぶん、日本語さえ出なかったんじゃないかという(笑)。
 ジェニファーんちでは
「rioja(仮名)はケッコンしないの?」
「そうね……でも、妹(仮名)には彼氏が出来たのよ!」
と、話題を人に振ることで切り抜けてきました。(←ずるい)
 今回も同じ手でいくか。

 結局、心配はいりませんでした。

 なぜなら、とうとうカタリナは待ち合わせに現れなかったからです……。