『フランチェスコの暗号』下巻読了。
 えー、上巻読了が昨年なので、とりあえず去年の日記から上巻感想をコピペしときます。

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 『ダヴィンチ・コード』にあやかり帯のついている『フランチェスコの暗号』(イアン・コールドウェル、ダスティン・トマスン、柿沼瑛子訳/新潮社文庫)。
 裏表紙の内容紹介に「時空を超えた驚愕の暗号解読ミステリー」と書いてあるが、鵜呑みにして読み始めないように。
 上巻を読了した限りでは青春小説です。
 ようやっと事件が起こるのは上巻の最後の方。
 ただ、それでも上巻を楽しく読んでしまったのは、プリンストンの大学生活の描写の面白さによる。
 古い歴史のアイヴィーリーグだけあって独自のへんてこな風習があるし(初雪の日に中庭を素っ裸で走る催しとか)、それを楽しむ学生達の姿が楽しい。前半の面白さは、ほぼプリンストンでの寮生活を体験ができるにつきるくらいだ。

 さて、下巻はもっとミステリっぽくなるかどうか。
 物語はヒュプネトロマキア(Hypnerotomachia Poliphili)という500年前の謎めいた古文書を巡って繰り広げられる。(この作者の名前がフランチェスコ)
 前半に登場する男達は、このあまり知られていない本に取り付かれている。
 この男達の運命がどう変わっていくのか、後半が楽しみ。