仕事帰りに
地元の駅から自宅に向けて歩いていた。
もう間もなく自宅だという所で、
なにやら私の左耳たぶから首筋に目掛けて
パタパタパターーッとカギ爪を持った大きな虫が
飛びついて来たのだった!
「セミ?」
チクッ!
次の瞬間、
私の首に爪が食い込む痛みを感じたので、
左手で首筋辺りを払った。
その瞬間!
ガサガサガサガサガサーーッ!
と、
物凄いスピードで私の背中から右肩へ「何か」が移動した。
私は瞬時に条件反射で
右肩に乗っている「何か」を手で振り払った!
するとその「何か」が地面に落ちた。
なんと、
その「何か」の正体とは、
超立派な大きさで元気ハツラツな
ゴキブリだったのだ!
ヤツは
地面に落ちてからも
物凄いスピードで私に向かって来て、
ギリギリでコースを変えて逃げて行った。
卒倒しそうになる自分を必死に励まし、
騙し騙し何とか家まで辿りついたのだった。
もしも、
手で振り払うタイミングが遅れていたら。。。。。
きっとシャツの中に入って、
縦横無尽に走り回られたかも。。。。
おおーーーコワッ!