2019年8月、膝下が動きづらさと右手の力が入りづらいことを主治医に話します。
すぐに検査を行うことになりました。
ここで、『脳転移』が発覚したのです。
小さなものだったこともありサイバーナイフの治療予定を組みました。
脳以外にも増大していた顎のリンパ、その他各2箇所ずつ5日間、合計10日の通院予定となりました。
足の動きが悪いことでさすがに大好きな運転も控えるようになりました。
病院までタクシーで往復して治療を行いました。
私が運転できれば力になれたのに、教習所はようやく第二段階に入ったころでした。

脳転移が見つかった時に主治医から、心肺停止時の蘇生行為に関する意思確認書のサインを求められました。
今後いつ何があるか、わからないです。と。

私はこの書面が受け入れづらく、あとから撤回できますか?と食い下がりました。
彼は蘇生行為は希望しない、とサインしていました。

緩和ケア医からは今後のことを考え、早めに介護保険を申請しておいてもよいと思うと
お話がありました。
介護保険の力を借りるところに来てしまったという現実、、
でも必要になってから申請するのでは遅いから、できるだけ早めに行おう!と
2週間後くらいに市役所に行って申請を行いました。
この申請は配偶者・家族ではなくパートナーでも問題なかったのでスムーズでした。
面談の日まで決めて帰宅しました。

サイバーナイフも残り2日くらいになった週末の夜、
お腹が痛いかも、と言われました。
痛いかもだったのが、しばらくすると『痛い、痛い、痛てぇぇぇぇぇぇ!!!』
いつもと全然違うところを痛がってるし、明らかに様子がおかしい。

念のためがんセンター中央病院(築地)に電話し、症状を伝えて
今回は近くの救急病院にまずは行きましょうということになりました。
夜中、私の人生で2回目の119を呼びました。
彼の罹患している病気について1から説明して、今回痛みの様子が違うことまでを伝えました。

その後、当番病院だった最寄りの総合病院に搬送されました。


※悪性黒色腫の闘病内容が全ての方に当てはまる訳ではございませんのでご了承ください