Noticing meの途中ですが、ちょっと息抜き…
タイトル通り、真夏のおバカストーリーです
お気軽にどぉぞ~

~パボの海岸物語~1
ここは海水浴場
夏になると若者や家族連れでごった返す
いつもなら親戚がやってるこの海の家に遊びに来るところ、今年はその海の家の手伝いを頼まれ、シェフをすることになった
叔母さんがケガをしたとかで、今年は店に出られないって泣いて頼まれちゃ、断るわけにもいかない
他に手伝える友達がいたら連れて来てと言われ、同じ大学に通う仲間『ユノ』を誘った
何故ユノかというと、第一に力持ちだから
要は、僕が嫌いな力仕事をしなくて済むように…
第二に…
う~ん、 第二に… 第二に… うん、そこにいたから
ま、そんなとこかな…
僕の得意料理をそのままメニューにしていいって言われたから、海の家に似つかわしくないメニューのオンパレード
カルボナーラ
ラーメン(辛口のみ)
豆腐チャーハン
牛肉と鮑のお粥
チゲ鍋
もつ鍋(←ユノの熱烈なリクエストにより)
普通ならそんなメニューで客が集まるはずもない…
こんなメニューでもいいという数少ないであろう物好きを相手に、そこそこ稼げればいいや…程度に思ってた
ところが、それが普通じゃなかった
なんなんだ、この激混みようは…
作っても作っても客が来る
しかも一度座った客はなかなか帰ろうしない
特にキッチン周りのカウンター席と、店の外にあるテラス席の女性客
家族連れの母親だけが残ってる席もたくさんある…
たま~に怪しげな目付きの男性もちらほら…
何故だ…
何故なんだ…
いつまで経っても僕がお昼ご飯を食べられなじゃないか
もうお腹がペコペコだぁ
あぁ…もう、あったまきた
散れっ、女ども‼︎
「ねぇねぇ、チャンミンって彼女とかいるのぉ?」
「食べて終わった人はさっさと帰って下さい
店の回転が悪くて儲かりません」
「えーーーーーっ
それじゃ~私、ビールもう一杯~♪
だからまだ居てもいいでしょ~?」
「ビールで粘られちゃ儲からないって言ってるんです‼︎
またお腹が空いたら来て下さい
それまで出入り禁止ですっ‼︎
分かりましたかっ⁈」
「いや~ん、チャンミンに怒られちゃったぁ
怒るチャンミンもステキ~♪」
はぁ…ダメだ、こいつらに何言っても通じやしない
「はぁい、彼女たち楽しんでる~?」
また、話の通じない奴が一人…
「あ、ユノ~♪」
「カルボも食べてって~
チャンミンの愛情たっぷりカルボ♪
美味いよ~♪」
「きゃ~、愛情たっぷりだってぇ
食べた~い♪」
「愛情なんてコレっぽっちも込めた覚えありませんけどねっ‼︎
それにあなた達さっき、チゲ鍋食べたばっかりじゃないですかっ‼︎
これ以上食べたら太りますよ
それでもいいんですかっ?
おぉっ⁈」
「だって~、ユノが 俺様の情熱注入鍋食べない?って誘うんだも~ん」
ちっ…
このたらしが…
「カルボナーラ食べるんですか?
食べないんですか?
はっきりして下さい‼︎」
「え~、太りたくないから我慢するぅ~」
「お会計で~す
ありがと~ございましたぁ」
「あ~ん、かぶせ気味に言わなくてもいいじゃな~い
冷たいんだから~、もう
泳いでお腹空かせたら また来るね、チャンミン♪」
ふん、何とでも言え…パボヨジャ
「ん?
何か言ったぁ?」
「いいえ、何も…
またのお越しをお待ちしております…と」
「うん、またねぇ」
ふぅ~、行った行った…
「やっと順番が回ってきたぁ」
まだ客は途切れないのか…はぁ…
「お待たせして、申し訳ありません」
「でも、待った甲斐があるわぁ~
チャンミンがこんなにもイケメンだなんて~」
「なんで僕の名前をっ‼︎」
そう言えば今までの客みんな、何故か知ってたっけ…
「だって外でユノが言ってるよ
チャンミンの料理、美味いよって
とにかく満足できるから騙されたと思って食べてって
調子のいいこと言ってる~って思ったけど、満足できなかったらデートしてくれるって言うから並んでみた
だって、ユノかっこいいんだも~ん♪」
はいっ、またもやパボヨジャ決定…
ユノの名前まで知ってるし…
「でもガッカリどころかチャンミンかっこいいから、すでに大満足~♪
これじゃユノにデートしてもらえないじゃ~ん(笑)」
「大満足って言うのは、料理を食べてからにしてもらえますかねぇ
僕、シェフなんで…」
「え~、チャンミンのオススメってなぁに?」
「どれも自信作ですけど?」
「きゃ~、自信満々の男ってステキ~♪」
はぁ…疲れる
頼むから、早くオーダー決めてくれよ
つづく


