いよいよチャミ、起爆剤投下です・・・爆弾




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その日の夜はチャンミンの言葉が頭から離れなかった

人とあんな言い争いしたの、初めてかも・・・

自分も感じてる未熟さ、甘さを指摘されたせいで思わず感情的になってしまったのかもしれない・・・

私、チャンミンの担当外されるのかな・・・

なんか、悔しい・・・




翌日、会社へ着き主任に恐る恐る挨拶をした


「お、おはようございます、主任・・・」


「おぉ、おはよう
阿部、もしかして二日酔いか?」


「いえっ、大丈夫です」


「ホントか~?
ま、二日酔いでも容赦しないけどな」


「はいっ‼」


良かった・・・

チャンミンからまだ何も言われてないみたい・・・

私は少しホッとして仕事に移る



その日から私は猛勉強を始めた

自分の未熟さや甘さを叩き直すには、まず自分を高めるしかない

分からないことは主任や森本さんに質問して、休憩時間には専門誌を読みあさった



そしてチャンミンのトレーニング日がやってきた

私は初対面の日よりも緊張してその日を迎えた

まともにチャンミンの顔すら見れずにいると、チャンミンがいつも変わらない調子で話しかけてきた


「阿部ちゃん、今日もお願いします」


「あの・・・
このまま私でいいんでしょうか?」

 
「は?僕の担当がイヤになりましたか?」


「だって、この間・・・」


「僕の担当は阿部ちゃんです
途中で僕を見捨てないで下さい」


「本当に⁉
ありがとうございますっ‼」


「ツアーまで頼りにしてますよ、阿部ちゃん先生(^^)」


「もう、だから先生はっ‼

・・・私・・・もっと頑張ります
チャンミンさんに認めてもらえるように・・・」


「おっ?やる気満々ですねぇ」


「はいっ‼」


私はこの数日間の不安が解放され、安堵感と使命感に包まれた

そして私が頼んだせいもあって、時に厳しく指摘してくれたり、時に私の知識に感心し褒めてくれたり・・・

それが刺激となりさらにヤル気が増していった



そしてしばらく経ったある日、またユノの誘いで、チャンミンと森本さんとともに食事へ行くことになった

結局そのころには仕事以外では私もすっかり“チャンミン” “ユノ”と呼べるくらい二人との距離も縮まっていた




その日は主任も強面の人たちも抜きの4人だけということもあって、いろんな話しが飛び交う

唯一の既婚者、森本さんの奥さんの出逢いからプロポーズの話しを三人で根掘り葉掘り聞き出したり

ユノやチャンミンの元カノの話

私も彼のことをいろいろ聞かれ、渋々答えた

うちのジムに通う会員さんということを伝えると


「阿部ちゃん、商品に手~出しちゃったんだ‼
ぽくたち会ったことある?」


とニヤけ顏のユノにからかわれ、チャンミンからは


「会員さんとそういうお付き合いはしちゃいけないんじゃなかったんですかっ⁉」


と攻められ


「そんな言い方しないで下さいっ‼
森本さん、主任には絶対に内緒にして下さいっっ(>人<;)」


「阿部の弱味握っちゃった~♪」


と、森本さんにもニヤけ顏で言われた

私はカミングアウトしたことを後悔し、頭を抱えた



そこからは開き直って、彼の誕生日が近かったので三人にある質問をしてみた



“男性は誕生日に何を貰ったら嬉しいか”



まずユノが答える


「ぽくは彼女とお揃いのモノがいい♪
二人だけしか分からないモノ・・・
常に身に付けていられるアクセサリーか何かがいいなぁ~♪
仕事でなかなか逢えなくても近くに感じていられるから!(^^)!」


「ユノ、ロマンチストだなぁ~
俺は断然トレーニンググッズ‼
夜中の通販番組で外人がやってるやつ‼ 
結婚前は新しいヤツが出るたび片っ端から買っては、飽きると友達や後輩にあげてた(笑)
結婚してからは奥さんにいい加減にしろって言われて我慢してるけど、誕生日プレゼントしてだけは許されるから(^^)」


「森もっちゃん、トレーニングオタクなんだ(笑)
今度どれが良かったかぽくに教えて♪」


トレーニング好きなユンホが食いつく


「・・・チャンミンは?」


それまで聞き役に徹していたチャンミンに私が尋ねた


「僕ですか?
僕は彼女が選んでくれた物ならなんでも嬉しいですねぇ
僕のことを考えながら選んでくれるその時間自体がプレゼントだと思ってますから」


「へぇ~、実はユノよりチャンミンの方がロマンチストじゃんっ‼」


森本さんが言うと負けず嫌いのユノが慌てて言った


「チャミナ、それズルいよ~
ぽくだって彼女が選んでくれるものなら何でも嬉しいって~」


「できれば実用的な物がイイですけど(笑)」


「チャンミン、それが本音だろぉ(笑)
そもそもプレゼントっていうのはさぁ~・・・・・」


森本さんが笑い、ユノと盛り上がってる

その傍らでチャンミンがビールを一気に飲み干すと、空になったグラスを見つめながらつぶやいた


「それからプレゼントと言ったらサプライズです
渡し方を工夫してみてはどうですか?」


「サプライズ?
えっ、たとえば?」


「たとえば・・・
密かに車のダッシュボードにプレゼントを忍ばせておいて、後から連絡して彼が開けて気付くとか」


「チャンミン、すご~い‼
私、そんなの全然思い浮かばないよ~
そのまんまアイデア貰っちゃおうかな」


「それは阿部ちゃん次第です」





そう言ったチャンミンになぜか笑顔はなかった





つづく




(画像お借りしました)