~ 前回のお話 ~

裁判官から

「兎に角 子供を母親に会わせるように!」

と説得された連れ去り夫は、私に会わせる為ではなく、

息子に裁判官へ直接

「母親とは今後一切会いたくない」

と言わせる為だけに裁判所へ連れて来ました。

 

それでも私の弁護士が調査官に必死に頼み込んでくれ、

急遽息子と試行面会をする事に。

嬉しさよりも不安な気持ちの方が勝っていた私でしたが・・・

 

調停室を出て、面会部屋まで調査官が先頭を歩いていました。

それに続き私と女性の調停委員が並んで歩き、その後ろを男性の調停委員が歩いていました。

階が違いましたが、直ぐ下の階だったのでエレベーターを使う事なく、長い廊下を歩き階段を下りていきました。

 

ちなみに私の担当の女性調停委員はお子さんが二人おり、

二人共受験を経験しているらしく、私と息子のお受験生活も理解して下さっていました。

特に受験生をもつ母親の気持ちなどは、とても良く理解して下さいました。

 

私は歩きながらもドンドン不安な気持ちに苛まれ、

女性調停委員に

どうしよう。何を話したら良いのでしょうか?

どうしよう、どうしよう・・・

ちゃんと話せるでしょうか?息子とは話せますかね?

不安です。溜息・・・

はぁ~~~、緊張してきました。

と、続け様に自分の気持ちを口に出していました。

いよいよ直ぐそこに面会室は迫ってきました。私の緊張もピークでした。

すると突然

バンッ!!!

と、思いっきり女性調停委員に背中を叩かれました ガーン

しっかりしなさい!母親でしょ!!

自分で産んだ子でしょ!!

絶対に大丈夫!!!

と言われました。

 

余りにも突然の事にビックリしました びっくり でも

 

「そうですね。母親ですもんね ニヤリ」 と彼女に言い、私も面会部屋へ入りました。

あんなに不安だった気持ちが、この調停委員のお陰で全くなくなり、

不思議とすっかり落ち着きを取り戻しました。

 

私が息子との一年ぶりの面会で取り乱す事なく、

比較的冷静でいられたのはこの女性調停委員のお陰でした。

今でもこの時の彼女の対応にとても感謝しています。