抗がん剤治療後は なんか特有のだるさのようなものがあって
気持ちとは別に ぐったりと動けなくなってしまいます
電池切れってのがまさしくその感じで
ぼ~っとしている私の背後から ④さんの「どうした!大丈夫?」の声がかかります
自分じゃ動きが止まってることにさえ 気づいてなかったりするし
背後で見てると 急にガクッと肩が落ちるので ビックリするようです


これは一時的なものみたいだし 
初回治療のときはきっかり2週間で戻ってくれたから 
それにあわせてうまく帰宅できました


最初のうちは せっかく家に帰れたのだから
あれもやりたいこれも~と思っていたのだけど
最近は そのうちできるからもうええわ~って放置しています(笑)
家事といっても特別なにができるわけでもなく
体調が落ち着いているとき、④さんが仕事に行っててお留守であること
じゃないと 動き回ってるのを見つかると怒られるからw
諸々の条件が揃ったときに(笑) コソコソッと水周りを掃除してみたり
とりあえず洗濯だけはやっておいてあげようとかね
カゴから中身を洗濯機に入れたら まあ全自動で洗ってくれるし(笑)
たったそれだけのことなのに 
ちょっと動いただけでハアハアと言ってしまうのには
正直 自分がこんなにも体力がないのかとショックでしたわ 

そんな状態では 干すところまではとてもムリなので 
とりあえず自力でしわのばしまでして あとは乾燥機くんにおまかせ
便利な世の中で助かりますなあ~(笑)
できあがったものを調子の良いときにたたむ程度なんだけど
たったそれだけのことでも ④さんの手がちょっとラクになればいいかなと
あんまり高望みはせずに 出来る範囲でやっとこって感じです


身体が思うようにいうことをきかず いらいらとすることもあるけど 
病院にいたらそれさえもできないし
PCの前に座ることができれば こんな風に更新することもできるから
家ですごせるのはありがたいことなんですわ


炊事については基本④さんにおまかせしています
薬の副作用で 味覚がおかしいのと 長時間の立ち仕事は無理なこと
気まぐれ的にだけど 気分のいいとき(ごくたまに)は ④さんのお弁当を作ったりします
やっぱりね 毎日社員食堂じゃかわいそうな気がするからね


こんな風に疲れやすいのをあせってもしゃ~ないし 
自分のシランところ(細胞単位で)
「ナチュラルキラー・りお細胞A(エース)←エエカゲン命名」君が
昼夜関係な戦ってくれてるんだと思って
できるだけおとなしく体力を温存させるようにしています
難しいことではなく 眠いと思ったら寝る 食べたいと思ったら食らうといった
本能のままの生活を心がけるってことでして
な~んにも疲れるようなことしていないのに バタッと(眠りに)落ちたりするのは
やっぱり細胞レベルでがんばってるからなんでしょうなあ
こういっちゃなんだけど 抗がん剤治療のことをなめてましたわ・・・。


初回の治療のときには全く思いもよらなかったことで
だんだんなんだかいつもとちょっと違うなあって気づくようになってきました
それこそなんでこんなに眠くなるのかなとか 
ちょっとはさんだところが そのイタッという瞬間に簡単に血マメができてたり
皮膚が薄くなった気がしたり、髪の毛がごっそり抜け出したのもそうだし
怖いって思うよりも 

そんなふうにして ああ~私のカラダががんばってくれてるんだって
思うようになったら これまでコンプレックスいっぱいで大嫌いだった自分の体型や
自分のカラダのことが いとおしくなりました
もっと大事にしてやればよかったね


すっかりもとどおりには戻らないかもしれないけど 
これからは自分の体の声をちゃんときいてあげようとちょっと反省したりしています




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