出番は突然に・・・ | リオ オリンピック2016 ボランティア奮闘記

リオ オリンピック2016 ボランティア奮闘記

地球の裏側で行われるリオオリンピックに、ボランティア参加している日本人の日々是日記

リオに来て早1週間になるsoftbadmintonballです。

 

3日ぶりに2回目のボランティアのシフトがあり、雨が降りしきる中、会場までの道のりを支給されたポンチョを着て、顔がびしょぬれになりながら歩きました。

 

到着するや否や、朝一番でシフトに入っていた20名ほどのボランティアが集められ、ボランティア活動中の態度についての注意が会場担当マネージャーの方からありました。

 

ユニフォームを着ていると目立つので、活動中は、撮影はもちろんのことスマホを頻繁に使ったり、メディア関係者との共有空間で椅子に足をあげて待機するような目に付く行動はくれぐれも控えるように等等、きわめて常識的な話だったので、そんなことよりもボランティアをより戦略的かつ効率的に配置することに力を注いでほしい、と内心思いました。

 

しかし、3日ぶりに出てみて初日と違った点は、経験豊富な我らがオリンピックジャンキー氏がチームリーダーを勝手出てくださったので、ボランティアの配置の割り振りが以前よりもうまくいっていたことです。

 

この日は朝10時から卓球女子シングルス準決勝がありました。

私は、福原愛選手の試合終了後、OBS(オリンピック放送機構)が行うインタビューの通訳を担当することになりました。

 

本来は、試合の行方を見守りつつ待機していなくてはならないのですが、朝の‟訓示”が行われている間に、試合がどんどん進んでしまい、中国人ボランティアと私が呼ばれて会場に着いた時には勝負が決着しようとしていました。

 

心の準備もできていないのに、初仕事がこんな重要な局面で訪れるなんて夢にも思っていませんでしたが、あまりにも突然に「そのとき」が来たので、緊張する間もなく、ものの数分でさらっと終わってしまい、拍子抜けするやら、安堵するやら。出来はともかく、一回経験できたので、次はもう少し余裕をもってできればと思います。

 

試合は残念でしたが、目の前に立っていた愛ちゃんの綺麗だったことといったら・・・!

 

ボランティア活動が終わった後は、事前に購入してあった男子体操個人総合のチケットを握りしめて会場のオリンピック・アリーナへ。

 

内村航平・加藤凌平両選手のすばらしい演技を目のあたりにする幸運に恵まれました。

 

ああ、リオまで来てよかった!と心から思える瞬間でした。

 

 

 

さて、ボランティア活動の方はまだまだいろいろありそうですが、果たしてこれからどういう展開になるか、乞うご期待?です。