たまには、子育ての話を。(教育の話も少し)


我が子(3人)が、小5・小3・年長の時から4年間

佐渡島に住んでいました。



夫の仕事の都合だったので、
自然を満喫しようとか、古民家ライフをオシャレに、などという高い意識はほとんどなく移住したのですが、

やはり
「郷に入れば郷に従え」
で、自宅で畑をしたり、海で貝をとって食べたりしました。




振り返って思うことは、
このときの子どもたちは、実によく働いていた、ということです。


末っ子も、タケノコを家の裏の竹林から、勝手に採ってくることもできましたし、


イチジクの食べ頃は、通学路で毎日チェックしては、おやつに採ってきたりしていました。

ゴールデンウィークは、畑の準備に総出でした。


精魂込めて作った野菜や、自分で捕った魚介を家族に食べてもらう喜びは、自分への誇らしさでいっぱいになります。
自然への感謝がからだいっぱい広がります。


モンテッソーリ教育もシュタイナー教育も
「子どもの主体的なお手伝い」
を重視しています。


現在、首都圏に戻って切に思うことは、

「生活の中で子どもの出番が少ない」

ということです。

ボール遊びができる公園は少ないですし、
セルフレジばかりの巨大なスーパーマーケットに、子どもをお買い物を一人で行かせるのは難しいでしょう。
学校教育は、楽しい学びの場所であると信じたいですが、
そうでなく苦しむ子も少なくはありません。

ゲーム依存、デジタル依存は深刻です。

まるで子どもたちは、巨大な資本主義社会の海に翻弄される頼りない木の葉のように見えるときがあります。

本来、子どもには「自己教育力」が備わっています。大人があれこれ教え込んだり、危険を回避しようとしなくても、勝手に力強く成長していきます。

日常の生活で、子どもが自立できる仕組づくりができたらいいですね。


多少の失敗や怪我は笑ってやり過ごすことも、
大人の役割かもしれません。

学校の勉強の点数ばかりに一喜一憂する、偏狭な世界に子どもを閉じ込めないで、
大事な子育て時代を楽しんでほしいと思います。


いつかは、呆気なく去っていってしまいますから。


子どもは自然そのものです。

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