コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

 


   「モト」がどういう反応をして来るか、ほぼ予想は出来ていたのだが、

 

 

 

   『最初』

 

 

  …「モト」はちゃんと、私の予想通りの反応を返して来た……もちろん「ヤギさん郵便」と「テキスト」(=月決め無料)で。

 

 

 

   その内容は「もちろん」私に対する悪口&罵倒の羅列。

 

 

 

 

   オマエは母親としての責任を放棄している、

 

 

「タオ」がこんな子供になったのはオマエのせいだ、

 

 

  オマエは母親失格だ!

 

 

   …というようなことですね。

 

 

 

   でも「全部オマエのせいだ」と自分で言うことは、

 

 

  「自分は(子供に)ナニ一つ

 

  良い影響を与えていない人間です!」

 

 

   …と、自分で「白状」しているってことに気付かないのかね?

 

 

 

    ってか、「父親としての責任」は何処なんだ?

 

 

   しかしなあ、ぶっちゃけ「補習校」に関しては「モト」が無視しても良い事だろうに、どうしてそこまで必死になるんだ?

 

  そこまで「タオ」に居座られるのが嫌なのか?

 

       

 

 

 

   とにかく、そんな「想定内」なことに対して私は

 

 

  「ですからはこれからはアナタが『理想通り』に育てて下さい」

 

 

   …というような「テキスト」を返し続けたし、「タオ」もウチに戻る気配は全くなかった。

 

 

 

 

  「モト」の罵倒の連発=焦りを露骨に感じながら、さあどうなるかな~?と構えていた金曜日の朝、「ヤギさん郵便」が届いた。

 

 

 

 

   「『タオ』を補習校に送って『やる』から、

 

  今日中に必要な教材を玄関先に出しておけ!

 

  『無責任な父親』より」

 

 

 

   …( ̄_ ̄;)……?????

 

 

 

 

 

 

 

    おかしい。

 

 

 

   真っ先に浮かんだのはこの言葉だった。

 

   それは、文面がそれまでの「モト」の態度と180度変わった、ということだけではない。

 

 

 

  「モト」が自分で自分のことを「無責任な父親」と称したことだった。

 

 

 

  「プライドが高い」……否、「ビビりで見栄っ張り」な「モト」は、コノ国の人にしては珍しく(と、私は思う)

 

 

 

   『自虐ギャグ』

 

 

  …が本当に『大っ嫌い』な人間なのだ(自覚は無いかも知れんが)。

 

 

   いや、自分で自分をからかうことだけなく、他人からの言葉……時に「愛情」を基盤としているような……例えばどんなに優秀だと思っていても、笑いながら「アンタ馬鹿ねえ」とか、他人に「愚息で~」などとさらりと言うような、そういう「言える関係」であるハズの相手からであっても、いわゆる

 

 

 

   「おちょくられる」(今は「イジられる」か?)

 

 

 

   …という事でさえも本当の本当に『大っ嫌い』な人なのだ。

 

 

 

   そんな人が、自分から自分の事を「無責任な父親」ですと!?

 

 

 

 

 

   更に言えば、『本当に』補習校に行かせる、と断言して来たのも私には疑問符でしかなかった。

 

 

   そんな「ボクのオカネ」と「ボクの時間」が余計に掛かること(まして自分の費用だけでは済まない=「タオ」の分も払わねばならないのだし)など、「モト」にとっては死んでもやりたくない事だと判っている。

 

   だからこそ、不思議に思っていたのだ、何故

 

 

   「自分の所に家出して来た『くらい』で?」

 

   …と。

 

   私は補習校の無断欠席も覚悟しての対応だったのに。

 

 

 

   何だ? ナニがあったんだ?

 

 

   素直に?考えれば「モト」がやっと?「父親らしいこと」をしようとしている、となるのだろうが、私には

 

 

 

    「何故急に『こんなこと』を言い出したのか?」

 

 

 

   …という事の方が気になる方がオカシイと言われるかも知れないが、それが私の『経験値』である。

 

 

 

   そんなこんなで頭が少々混乱していた所に、結局その考えに全く間違いは無かったことがあっさりと証明される事が起こった。

 

 

 

 

   「電話」というものが滅多に掛かって来ない私の『携帯』に突然、ある人から電話が掛かって来たのだ……。