コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 
  『たいめいけん』……と私。
 
 
 
  しばし、話がズレるのをお許し頂きたい。
 
 
 
  私と『たいめいけん』の関りは、子供の頃家にあった婦人雑誌が最初。
(今思えば、あのテの雑誌が当時のウチにあったということも結構不思議なのだけど)
 
 
 
  『たいめいけん』の初代さんがモデル?らしい若い女性相手に料理を指南するというものが二人の会話を含め、結構なページ数で特集されていた。
 
         茂出木心護 / たいめいけんよもやま噺 - wordsong
    (生写真が見つからんかったけど、このイラストは氏の雰囲気を良くつかんでいて秀悦)
 
 
 そこで初代さんが指導していたのが『ロールキャベツ』。
 
 当時の私には名前は知っているけど、実物を見た事も食べた事もない一品だった。
 
 
  そして今二代目の雅章氏が公開されているレシピでは先ず「トマト煮」という感じだけれども、当時のソレはシンプルなコンソメ味、そして何より材料もシンプルで今のように先ず名前を覚えるのが大変なようなモノは一切なかった。
 
 
 
  そして何より、書かれていた通りに初めて作ったソレは本当に美味しかった!
  (母は「当然」…「ふん、材料がイイからだっ!」と言いつつ、勝手に「横取り」したものを近所への恩売りと自慢に作っていましたけど、ね……!ε=( ̄。 ̄;)
 
 
 
  その後、二代目さんのレシピ本なども手に入れ(今もありますよ~!)私の「洋食の基本」は『たいめいけん』となったのでありますね~!
 
 
 
  そんな私の一方的な『たいめいけん』=「本店」への憧れは、子供達への「修学旅行」?を兼ねて東京観光をした時に達成されたのであります。
 
 (「本店」以外を「三代目」と呼んでいるのでしょうね…!)
 
 
  ディナーは高いので、もちろんランチタイムね🤣。
 
 
  行列は短いものの人が切れることはなく、フロア係の方達も皆テキパキと働いていて気持ちよかったです。
 
 
 
 
  味は当然……というよりも、看板商品である伝統的なオムライスを頼んだ「マオ」が
 
  「ふわっふわだ~っ!」
 
  …と感動しておりました……!
    
 
 
 
 
  ……そんな「昔話」をしながら『たいめいけん』に向かった私と「イトさん」。
 
 
 
  まだ何処の店も「開店直前」という時だったのですが、ここでまた「流石だな~」と思ったのは、フロアの何処の店も数の差こそあれ「行列用」の椅子が用意されていたこと。
 
 
 
  『たいめいけん』のソレは5席。
 
  …の2席には既に、例の
 
  『ちょっとお洒落した、名古屋らしい可愛い若い女性』
 
  …が二人待っていたので、当然私達はその後ろに座ってことになったのでありました……!