ハアブとツォルキン

 

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カレンダーラウンドは
18,980日周期

 

カレンダーラウンドとは

52ハーブであり

73ツォルキンである。

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なんのこっちゃ!?

 

 

 今回は

マヤの「暦」について

ハーブとツォルキンを

深掘りしてみます!

 

読み終えると

上の意味がわかります!


ではこれから。。

 

これは2024年1月30日のカレンダーなんです。

真ん中のラインの歯車がhaabです。

 

 

ハーブhaab

 

ハアブ暦とは年を数える「暦」です。

haabと綴り、ハーブとかハアブ、ハァブと

呼ばれています。haabです。

 

20日の「月」とし

18の月に「余日5日」を加えて1年とする暦。

 

18の月はそれぞれ神の名前があり

20日過ぎて次の「月の神」の

支配となり巡ります。

 

 

写真の

1月30日は🔲で

4つの歯車が会合しています。


スロット式でなく

歯車なのがマヤの暦。

 

かわいい顔をしたこの紋章は「PAX」

PAX パシュと読みます。

 

haab暦18の月の16番目の月紋章。

横の(ー)印は数字の 5   です。

 

ハアブは20日間でひと月ですから

PAXパシュの月の5日

と言う意味になります。

 

ハアブは

20日✕18か月+5日の「365日」

太陽暦になります。

 

ハアブは365日で1年の暦なんです。

 

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つまり52ハアブとは52年で

52×365= 18,980日 となります。

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ツォルキンtzolkin 

 

ツォルキン暦も年を数える暦です。

主に祭祀に使われたので

今日では、神聖暦とも呼ばれてますね。

 

20日間にそれぞれ神がつき

13日の周期が組み合わさって

260を数えます。

 

干支暦での

干10日の周期と支12日周期を

組み合わせるのと同じ考え方。

 

この歯車カレンダー 

慣れると、とっても分かりやすいです!

画面の歯車、指でグルグル動くんです(^^)

 

この写真はさきほどと同じ

2024年1月30日のツォルキン暦です。

 

13の歯車と20の歯車が

会合したところ(赤四角)が

その日の(kin)です。

 

kin(キン)とは日を示す単位です。

 

この紋章はkaban 「」で

 

現代のマヤ暦の太陽紋章では

 

地球です。東だから

 

赤い地球です。

 

(ー)の印は数字の5を意味します。

 

5の地球は、kin57 です。

 

kin57は

赤い地球の赤い空を歩く人

音5のキンです。

 

 

え?

 

2024年1月30日は

黄色い人の11日目で

 

kin102 

白い風の黄色い人の音11 

 

なのでは⁉️

 

 

なぜ違うのでしょうか?

 

 

暦は決まった周期で作られてるので

「いつから」始まったかが大事。

 

 

ツォルキン暦は

諸説ありますが、、

創造の日の3日前からとされてます。

 

創造の日とは

BC3114年8月13日で

その2日前が起算日とされていて

 

BC3114年8月11日(13日の説もアリ)

からの起算するとkin57となるのです。

 

ちなみに今年1月30日は

BC3114.8月11日起算で

 

1876057日目!!

 

ちゃんと数えられているんです。

マヤの暦の凄さですw

 

 

話しをもどします。

 

ハアブは365日で1年の太陽暦。

 

52ハアブとは52年で

52×365= 18,980日 でした。

 

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ツォルキン暦は

 13×20日=「260日」

 

73ツォルキン
73×260= 「18,980日」


となります。

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ハアブ暦とツォルキン暦の会合は

最小公倍数の

18,980日に一度ということです。

 

 

52ハアブ(年)の月日が経つと

ツォルキン暦とハーブ暦の周期が一致し

出生日と同じ位置にもどる。

 

52年で還暦。

 

18,980日で還る。

 


この18,980日周期を
カレンダーラウンドと呼びます。

 

スッキリ!

 

ちなみに

ハアブでは閏年がないため

毎年1/4日ずつずれる。

よって

グレゴリオ暦の52歳の誕生日の

13日前にあたります。(52/4)

 

 

 

 ジェフ・ストレイ氏によれば

アステカの人々は

52年周期をシウモルピリと呼び

52年周期で世界が一旦終わる

と考えていたという。

 

首都に住む人々は

52年の最後の日の夜に

街の家の火を消し


「星の丘」と呼ばれる

死火山に集った。


日没時に

祭祀が丘に登り星を観測し

捕虜の戦士が生贄とされ

その胸部の中に新しい火をおこし


その火をわけて松明として

各家庭の竈に火をいれ祝賀が始まる。。


新しい火」の祭りというそうだ。

Wikipediaより

 

後古典期のマヤも

チチェン・イツァーで

同様の儀式を行っていたという。

 

 

ハアブとツォルキンの意味

 

ハアブ暦の365日は

20日×18ヶ月+5日 でしたが、

意味は
トゥンの暦に5日を加えた日数です。

 

トゥンの暦は

「夜の王の9日」× 2に

「ウィナルの20日※」をかけた

「360日」の暦です。

 

加える5日はワイェブと呼ばれ

 

オシリス、イリス、ホルス、

ネフティス、セトの5神の

誕生日を祝う5日間。


祭祀では不吉の5日とされ

体も洗わず、労働もせず

家の火を消して過ごしたり

断食をして過ごしたそうです。

 

インドの「食」の穢れの

過ごし方と同じですね。

 

 

※「ウィナルの20日」とは

キンを1日としたとき

20キンを1ウィナルと呼ぶ(日単位)

1ウィナル=20日

(キンとはマヤ暦のKINで日です。)

 

※1トゥン=18ウィナル

つまり

18✕1ウィナルは

18× 20日=360

1トゥンは 360日周期です。

 

ハアブ暦は

トゥン暦に5日のワイェブをすごし

365日とした暦。

 

 

ツォルキン暦の260日周期は

20日✕13か月だが 意味は

「天界の神の周期の13日」に

「ウィナルの20日」をかけた

「260日」

 

 

天界と地界!!??

 

マヤの宇宙観

実に興味深いんです!!

 

つづく