地火明夷 ちかめいい

 

卦辞からみると、

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卦辞

明夷。利艱貞。

明夷は艱貞(かんてい)に利あり。

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明夷利艱貞。

 

5文字のみ!

 

 

は傷痍(怪我負傷)の「痍」。

明夷は 明やぶる。

が地中にはいる象。

 

離の明は太陽だけでなく

聡明の明 明智。

 

明(文明)を

坤(柔順)に

晦(くら)くするなり(彖伝)

 

内心叡智富み、他人に従順な人。

叡智を隠して、従順に従う。

 

明夷は、韜晦すべき時。

艱難にも志操變ヘずゆくが宜し。

 

艱貞(かんてい)とは

悩苦に耐え忍ぶこと

 

※韜晦とうかい とは

才知をつつみ蔵まして外に現さない。

韜蔵。雲雨で薄暗いさま。

 

 

 

36地火明夷九三 

爻辞
九三は明夷。

南に于(ゆ)きて狩し。

其の大首を得。

疾(と)く貞(ただ)すべからず。

 

九三は剛爻剛位。

離明の剛の窮みにある。

 

最も明智ある明らかな者。

向かうは上爻、応する南上の大首。

 

上爻は二つの陰爻から至った陰爻。

暗闇の中の窮み。

暗愚の君、巨魁の悪鬼である。

 

明らかなもの(離卦)が

暗いもの(坤卦)を討つ。

 

九三は最初その明智隠れ

忍耐してるが(明夷)、

世を明るくしようと(南狩之)

巨魁の首を討つため挙兵決起する

革命の挙兵。

 

不可疾貞。

疾は速。疾には貞不可(ただすべからず)

と言っている。

悪を正すのに早急はいけないと戒める。

 

殷代の湯王も周代の文王も然り、

暴君に幽閉されて後の革命だった。

 

正しいことをするにも

急であってはいけない。

 

 

鬼滅の柱

 

明夷は傷破れの太陽。

すなわち暗闇。

 

暗闇の中で南に進み

敵の頭の首を狩れ!

 

とも言える。

 

明夷は暗闇の物語。

 

暗闇(坤)に生きる鬼たちから

世を明るくしようと(南狩之)

巨魁の悪鬼の首を狩る物語。

 

そうともとれるではないか!

 

まさに鬼滅の刃の世界に

見えてくる。アップ

 



暗愚巨魁の君を鬼として見たら、

上六は頭領、

鬼舞辻無惨

 


上卦は上弦の鬼たち⁈

 



黒死牟は見た目、

坤卦そのもの⁈

 

離卦明炎🔥の

先頭を疾る三爻は

 

まさに鬼殺隊の火柱かビックリマーク

煉獄杏寿郎としたなら

 

坤と離の卦境は

暗闇の境界、夜明の刻に

対峙する四爻の上弦の鬼は

 

まさに、参の 猗窩座⁈

 

面白すぎる!