命術では

宿命と運命を分けて考えます。

 

宿命 
生年月日 出生時刻や国や場所、両親など

自分の選択余地無しから宿った運
「先天運」とする。

 

運命
生まれた後の環境(家庭、友人、先輩など)と
自分の無数の選択から宿った運

「後天運」としてわけて考えます。

 

 

 

 

後天運(運命)のことを

四柱推命では

「行運」ぎょううん といい、

紫微斗数では

「行限」ぎょうげん といいます。

 

 

 

 

行限については

6つあって前回紹介しました。

リンク<行限と行運 その1 >

 

 

 

今回は

四柱推命と紫微斗数の

運命(後天運)の違い

を紹介にチャレンジしますあせる

 

 長い内容になりますが

頑張ります😵



 

行限と行運の違い

紫微斗数と四柱推命での

後天運は以下のように分類されています。

 

ーーーーーー

1.大限 → 大運

2.小限 → 年運

3.太歳 → 年運

4.月運 → 月運

ーーーーーー

右側は四柱推命での行運

 


1)大運について

 

四柱推命も紫微斗数も

期間は10年間で同じ

 

違いは

 

四柱推命は

・1~10歳までの「立運数」と

・「男命女命」から 順・逆行を決め

・「月柱」を起点に

10年×十二支の120年の大運が決まる。

 

私の大運は

今年辰月で「壬戌」に変わります。

日干「庚」からみたら

壬戌は食神の衰です。

庚の壬食神は悪くありませんキラキラ

より仕事で活溌になる兆しです。

 

また壬は

戌がめぐる今年午月に

火気がめちゃくちゃ盛旺するので

守護壬水の存在はありがたいです。

 

戌の私の蔵干は戊偏印となり

食神偏印もあります。

 

さらに。。

 

7回目大運あせるびっくり

 

命式の辰と戌が冲で

辰の上の丙と壬が剋。

いわゆる

誰もが7回目に巡る

「天戦地冲」です。

 

体調や失速で折れやすいので

注意もしないといけません。

 

四柱推命では

 

日干と大運干支の関係を

季節や喜忌五行で見ていきます。


季節は12÷4季節で3ヶ月

大運はひと月の十二支を

10年と見ますから

ひとつの季節は30年です。


大運の干支の

十干では通変星でテーマの事象が見え

十二支では十二運で勢いが見えます。


さらに蔵干を看ていき

生剋制洩が自身の日干に

どのように影響していくか

前5年後5年大きな流れで

見ていきます。

 

それぞれ

年運干支にも影響していきます。

 

 

 

 

紫微斗数では

・2~6歳までの「五行局」から

・潤行に巡って

・「命宮」を起点に

10年×十二宮の120年の大運が決まる。

 

私の大限は

「丑宮」で天梁星が輝旺で

天鉞天喜が入っています。

前回意味合いは解明しました。

 

 

活盤と飛星四化

紫微斗数では

大限運を活盤といって

期間限定で

大限の宮を命宮として

配置して動かし

大限宮を命宮とした命盤で

より深い意味を解くことができます。

 

さらに大限宮の十干から

四化星を飛星させることで

より深く看ることができちゃうのです。


やってみました!!

庚申が命宮ですが
大限宮の奴僕宮を命宮として

十二宮だけを

ぐるっと回転させます。キョロキョロ

 

そして丑の干「乙」から

四化を飛星します。

 

大禄 大権 大科 大忌

がそれぞれ宮に入ります。

 

私の大限命盤ができました。

三方四正と四化星が

また違う様相に♫

面白いですね~!!

 

 

 

2)年運について

 

四柱推命は

万年暦に従う「干支暦」から

人の宿命に関わらず

年の干支が決まります。

 

年運だけでなく月運・日運も然り

まとめて

流年運」りゅうねんうんと云います。

 


今年は「壬寅」として

年干支は誰もがひとつです!

 

四柱推命では

「季節」と「喜忌」を中心に

日干に対して

年運干支がどうはたらくかで

分析していきます。


 

大運というステージが

追い風なのか向かい風なのか


その喜忌の中にある年運

 

ひとそれぞれの命式に影響します。

 


今年は

なので 水気、冬が

喜びの人には開運支援となり

忌むの人には壊運の試練にもなる。

 

日生まれの方は

干合の影響を少なからず受けるはずです。

 

は強い木気ですから

命式や大運に 

」を持つ人は東方合運で更に木気質が強まり

」を持つ人も

五行バランスによりますが甲が勢いつきます。

」を持つ人は冲の衝撃も注意します。

」を持つ人は寅の中の丙長生が強まります。

 

そのように喜忌を中心にして

年運からの影響を探っていきます。

 

 

 

紫微斗数は

大歳と小限2つの年運があります。

 

どちらを用いるかは

流派によるところですが

私は大歳が強いと看ると学んでいます。

 

どう違ってくるのか??

2つの年運の影響も見てみましょう!

 

 

 

①大歳はシンプルに

ターゲット年の十二支の宮を指します。

寅年なら 寅の宮 を示す。

 

四柱推命と同じく

「寅年」といえば

全員、寅宮を看るのですが

中に入る星はひとそれぞれ!

 

紫微斗数の場合は

意味合いは随分と、変わってきますね。

 

 

私の場合は

寅宮は「遷移宮」で

強七殺に天馬文昌が入っています。

 

かなり活発な1年になりそうです。

四柱推命と似ているところがありますね。

 

 

 

②小限は 少々複雑で

1)生年支を「三合」の支で4通りに分け

「寅午戌」「申子辰」「巳酉丑」「亥卯未」

2)男命順行、女命逆行で分かれる。

小限は、二つの掛け合わせで

「数え年で1歳に配当する十二支」が決まります。

 

私の場合は

今年の寅年は「辰宮」で

「財帛宮」に当たり、

強武曲星と陀羅が入っています。

財の武曲が財帛に入り

商売や運用で財を豊かに得ると看えます。

ただし、陀羅なので必要以上の利欲は禁物。

 

小限も活盤四化飛星してみましょう!!

 

 

財帛宮を「命宮」として回した命盤です。

 

財帛宮は廉貞天相に文曲 小忌がw

官禄宮は紫微天府に右弼 

社会的な地位ある方のご縁で

援助に。(当たってますw)


特殊技術に関わる仕事に縁あり

支援に。(当たってますw)


しかし、信用を培うことに注意しないと

浮き沈みは激しそうです。

 

大歳も小限も似ている分野あり

もっと追求してみたいです。

 

 

 

 

まとめ

 

太陽を見る

四柱推命の後天運のロジックと

 

月をみる

紫微斗数の後天運のロジックは

 

まったく異なります。

当然、看える分野も異なっています。

 

 

昔参加した

中島多加仁先生の講座では

ーーーーーーーーー

四柱推命は

人の器が顕れ 何をすべきかが出やすく

 

紫微斗数は

人の欲が顕れ 勘定欲望が出やすい

ーーーーーーーーーー

と教えていらっしゃいました。

 

 

よって 重ねて看て

似てる分野、異なる分野が

当然でてきます。

 

であれば、

 

だからこそ両方から看る。

 

 

両方で看えるようになる能力

鑑定の混乱を招く確率よりも

相乗効果が期待できるということ

先生の教えで

そう思えるようになりました。

 

 

 

 

今回は、2大東洋命術の

運命看法を深掘ってみました。

 


 

紫微斗数の後天運の飛星四化はヤバい

どこまでもどこまでも!

詳細に深く読み解けるのはわかります

 

まだまだ

紫微斗数を深く読んでいく力は

力量経験の足らずでこれからですプンプン

 

 

 

 

まとめとして

両方の後天運を合体してみました(笑)

 

 

これは「私」の年運です。

左側が四柱推命

右側が紫微斗数

 

四柱推命の月運は

立春の2月からスタートで干支が回ります。

 

紫微斗数で月運は

斗君という考え方があり

寅斗君が陰暦の月に配当され

順行で回ります。

 

そこに私個人の

大運と大限、小限、大歳を

くっつけたのがこの表です(笑)

 

 

 

自分の運命と向き合う時間

立春月の今だからこそ

大切だと思います。

 

学びに感謝して

 

 更新 2月10日