四柱推命とは

十干と十二支の関係

天干地支(てんかんちし)と六十干支

 

西洋タロットでは

セフィロトの樹の22小径に対応した

大アルカナ22枚と


10の数字札と4つの絵札を

4元素の4スートに対応した

小アルカナ56枚


合わせて「78枚」で

この世界の変化を表現する。

 



東洋易経では

陰陽の太極(1)から

両儀(2)が生じ

両儀から四象が生じ、

四象は八卦を生み

八卦を2つ組みかけ合わせた

六十四卦」で

この世の変化を表現する。

 


四柱推命は

陰陽思想と五行思想が合わさって

五行(木火土金水)×陰陽(兄弟)

=「十」の「干」が生じた


甲(木の兄)・乙(木の弟)

丙(火の兄)・丁(火の弟)

戊(土の兄)・己(土の弟)

庚(金の兄)・辛(金の弟)

壬(水の兄)・癸(水の弟)

 

「干」を

幹(天干)の(陽)とするなら


季節・時刻・方位を表す

「十二」の「支」は

枝(地支)の(陰)を意味する。


子・丑・寅・卯・辰・巳

午・未・申・酉・戌・亥

 

天(陽)の「十干」と

地(陰)の「十二支」を

「天干地支(てんかんちし)」と呼び



10干(2陰陽×5行)の

天の巡りと

12支(動物干支)の

地の巡りから生じる


60干支(かんし)」で、

この世の変化を表現する。

 


人の生年月日は4つの「柱」として

60干支に対応する。

 

年柱(天干と地支)

月柱(天干と地支)

日柱(天干と地支)

時柱(天干と地支)

 

この干支の「八字」を命式として

人の生涯や宿命を知ることができる。

 


命式の「八字」を

五行(木火土金水)に対応することで


五行の循環エネルギーバランスで

正確かつ綿密な「宿命」が判明する。

 


干支の五行への対応は

五芒星で表すと分かりやすい。(下図)

 

十干は五行ごとに陽陰に分かれ

10の(天支)となる。


十二支は四方にあたる木火金水

それぞれに2つの干支(えと)

 

木=「甲・乙」「寅・卯」

火=「丙・丁」「巳・午」

金=「庚・辛」「申・酉」

水=「壬・癸」「亥・子」

 

時刻や方位を基準にした

四方では

「土」が「中」「土用」だった。


土には2つの「天干」と

4つの(方位・季節)の地支が

それぞれ1つ対応する。

 

土気とは

天「戊・己」と

地「辰・未・戌・丑」

 


四柱推命は


自ら選ぶことができずに

天から生を得た「四柱」(生年月日時)と


四柱に宿る天地の「命式(八字)」と


命式に宿る「五行のエネルギー循環」を

推し探求する。

命の占術と言える。

 


十干と十二の巡り

10干の天巡と12支の地巡から


60の「干支」が生まれる



 10と12の組み合わせは

120通りである。

 

なぜ60なのだろうか?

 

理由を考えてみた。


これは。。算数の数列問題だ。


10の周期と12の周期が

組み合わせしながら廻るので


「どうしても巡りあえないペアが

 1旬するのに十二支1つ当たり

 5つ生まれる。」(赤の干支)

 

よって、

5つ×12干支=60が

120から引かれるので60になる。

 


調べてみたら。。なんと!


過去にある私立中学の入試問題に

10年周期の十干と

12年周期の十二支の表が示され

●●年周期でしょう?


という問いが出ていました(笑)



問いはさらに。。


1868年は「●●戦争」

●●に当てはまる干支を計算せよ。


甲子園の「甲子」は年を表す。

西暦何年か計算せよ。

 

これ小学生が解く問題か!?

 

ええええ!?って感じですよね汗



小学生では「暦算」というのがありますが

十干まで出るなんてある意味スゴイですアップアップ



十二支を軸に廻ってみた図が上図ですが

十干を軸に廻ってみた図が下図になります。

 

 

当然でありますが・・

十干に対して十二支は2つ余る。

 

このあまった2年分の干支を

「時間があっても空間がない」期間として

「空亡」「天中殺」と呼んでいる。

 

空亡は

6周するから6つ生まれる。(6種類)



十二支の廻りで2つが空亡になるため

以下の「6つの時」が空亡となる。

 


大運でみたら

120年のうちの20年間!(大運空亡)

年でみたら12年に2年年空亡

月でみたら1年に2ヵ月月空亡

日でみたら12日に2日(日空亡)

時間でみたら

1日(24時間)に4時間(時空亡)

 

1日4時間⁈  なんて忙しい「空忙」だ。

体感的にみて< 年と月が大事 >となる。

 

自分の「日柱干支」がある巡りで

自分の空亡が決まる。

 

私の場合どうだろう音譜

 

私の日柱は

「庚申」なので上図では


6巡の「甲寅旬」の列

だから「子丑」となる。

 

今年2020年は

「庚子」で子の年

 

私は

 

今年と来年が

「年空亡」になりますあせるあせる


旧暦なので

「子丑」とは今年2月の「立春」から

再来年の「節分」までとなる。

 

だからか。!!(いろいろと)

 

※ちなみに。。他の5つの「時とき」は

大運では76歳~96歳びっくり


月空亡は12月と1月あせる


時空亡

子の刻と丑の刻(23時~3時)キョロキョロ

 

空亡についての見解は

様々なのでまた別の機会に。。

 

十干と十二支の巡りあわせで

五行のエネルギーが循環し

ひとりひとりの宿命が生まれ

運命を構築している。


本当に神秘的ですねアップ


更新2020年4月24日