すす暦について
万年暦を使ってみた!
万年暦を買いました!
●●運勢暦 などの本は買ったことありましたが
万年暦はまったく別物!
表紙に「気学・紫微斗数・推命・断易活用」とあるように
鑑定士や占術師が人の正確な「干支」や「九星」を調べるための本
四柱推命では西暦を「太陰暦(旧暦)」を変換して調べる必要があり
その変換に便利なのが万年暦の役割となります。
万年暦という書籍ですが万年は使えないですw
私が学んだ先生のお薦めで購入した「万年暦(東洋書院)」は
「昭和元年~令和50年(1926~2068年)」の142年間が記載されています。
<注意1>
記念日(祝日)や六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)とか
雑節(節分・彼岸・土用・八十八夜・端午の節句・七夕祭など)
選日(一粒万倍日・天一天上・不成就日・十方暮など)
は記載されていません。
<注意2>
はじめて使う人向けの丁寧は説明書きは記載がありません。
「暦」がなにか「干支」「節入」「中節」「大陰暦」など
の言葉は知っておく必要があります。
※暦については 暦について 暦と二十四節気 をご参考ください。
<万年暦の読み方>
使い方を簡単に説明します。
<説明1>
見開きで左と右ページで1年となっています。
左のページの左上に
「和暦」と「西暦」そして「年の干支」「年の九星」が記載されいます。
今年は「庚子(かのえね)」「七赤金星」の年ですね。
<説明2>
左から12月・11月と右ページの最右が1月と並んでいます。
その月で縦には日付けが並んでいますが
この日付けは「大陰暦(旧暦)」です。
今日は旧暦何日なんだ??
それは最左と最右の数字が「現行の日付(カレンダー)」になっていますので
上図で11月11日は旧暦の9月26日と分かります。
<説明3>
日付けの隣が「九星」と「干支」です。
「九星」でグレーの日が「隠遁」
グレーでない日が「陽遁」となります。
「干支」でグレーの日がその月の「節入」になります。(4日~9日)
<説明4>
カレンダー上の方で横に並んだ月の欄に「月の干支」が記載されています。
その下が「節入」の日付と時間 「節」 ・・・旧暦で月のはじめ(月初)
その下が「中節」の日付と時間 「中」
その下が「月の九星」です。
「節(せつ)または節気(せっき)」と「気(中(ちゅう)または中気(ちゅうき)」は
ひと月に交互にあります。 「節」「中」×12ヵ月=24節気 となります。
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※ポイント※---------
四柱推命の月干
1)四柱推命は六十干支で占います。
2)六十干支にするには
「西暦の四柱(年月日時)」を「太陰暦(旧暦)」にする。
3)太陰暦では「節入(節気が月入り)が月初」である。
例)令和2年4月(庚辰)は「節入」(4日16時37分)から。
この時刻以前は3月(己卯)となる。
節入はおおよそ「4日~9日」です。
月初生まれの方は注意ですね。
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2020年令和2年の 立春と春分 の干支を調べてみましょう。
<立春を調べてみる>
四柱推命では「立春」が年の初め(年始)となります。
24節気の春の最初つまり「2月の節入り」になります。
2月(戊寅つちのえとら)の「節入」をみると4日18時4分(★1)
右端の4日を見て2月を辿ると(黄色矢印)・・「丁丑(ひのとうし)」
灰色になってますね。(写真は黒くて見えにくいですが)節入の証拠です。
四柱推命では立春が年始つまり新年!
2月4日18時4分以降に年運の運気が訪れます。
<春分を調べてみる>
春分はというと「春分の日」で祝日3月20日です。
先ほど説明したとおり月に節と中の2回節気がある
春分は中(中節)です。
3月の中節の欄をみると20日12時49分 とあります(★2)
右端の20日を見て3月を辿ると・・「壬戌(みずのえいぬ)」
実際の本でみてください。(上の写真では切れてみえません)
春分は占星術での「新年」とされています。
理由は太陽が牡羊座に入る時。
太陽が1年をかけて天を一周してきて再び牡羊座に帰ってくる日
牡羊座0度0分のときのチャートを「春分図」といいます。
12干支と12星座はともに「12」です。
五行の新年と4元素の新年 「2つの新年」 不思議な縁ですね。
関連: 暦について 暦と二十四節気
追記2020年4月