メニエール病ってどんな病気?
ここ1か月くらいめまい・耳鳴りがひどくなってきたので、耳鼻咽喉科を受診し「メニエール病の疑い」と診断を受けました。なので、今回は、メニエール病について記事を書いてみたいと思います。ーめまい・耳鳴り・難聴の正体「突然グルグルと目が回って、立てない」「耳が詰まったように感じて、音が聞こえにくい」そんな経験はありませんか?それは、もしかするとメニエール病かもしれません。耳の奥にある内耳の異常によって起こる病気で、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。今回は、メニエール病の正体に迫っていきます!メニエール病とは?メニエール病は、繰り返すめまいと耳鳴り・難聴・耳の詰まり感などの症状を特徴とする病気です。特に30代〜50代の働き盛り世代に多く、男女問わず発症します。主な4つの症状: めまい(回転性) 突然、周囲がグルグル回るような感覚に襲われ、吐き気や嘔吐を伴うことも。 耳鳴り 「キーン」「ゴーッ」などの音が片耳に響き続ける。静かな場所では特に気になることも。 難聴 初期には聞こえにくさを感じる程度ですが、進行すると恒常的な聴力低下につながることも。 耳閉感(耳の詰まり) 飛行機の離陸時のような圧迫感や、「音がこもって聞こえる」感覚。なぜ起こる?メニエール病の原因とメカニズムメニエール病の原因はまだ完全には解明されていませんが、有力な説の一つが内リンパ水腫(ないリンパすいしゅ)という状態です。内耳には「リンパ液」が流れており、その量や圧力のバランスが崩れると、内耳の感覚器官が膨張し、正常な働きができなくなります。その結果、めまいや難聴といった症状が現れると考えられています。原因とされる要素: ストレスや睡眠不足 過労や気圧の変化 塩分過多の食生活 遺伝的な体質発作はどんなふうに起こるの?発作は突然現れ、数十分から数時間続くことが多いです。発作中は身体を動かすことが難しく、寝たきり状態になる場合もあります。また、めまいが治まった後も「疲労感」や「ふらつき」が残ることが多く、日常生活や仕事に支障が出やすいのも特徴です。どんな治療がある?完治が難しいとされるメニエール病ですが、症状をコントロールする治療が可能です。症状の程度や頻度に応じて、次のような治療が行われます。 薬物療法:利尿剤・抗めまい薬・自律神経調整薬など 生活習慣の見直し:塩分の制限、規則正しい生活、ストレスの軽減 補助療法:カウンセリングやストレスマネジメントも有効な場合あり 重度の場合:手術や内耳への薬剤注入などの治療法もあるメニエール病と向き合うために一見目立たない病気ですが、身体だけでなく心にも大きな影響を与えるのがメニエール病の厄介なところ。「また発作が来るかもしれない」という不安が続くと、外出や仕事への自信を失ってしまうこともあります。大切なのは、「ひとりで抱えないこと」。体と心の声に耳を傾け、休むこと、頼ること、自分をいたわることも大切な治療のひとつです。おわりにメニエール病は、わかりにくいけれど確かに存在する「目に見えない不調」です。もし似たような症状で悩んでいるなら、早めに耳鼻科を受診し、「これは自分だけのことじゃない」と安心してほしい。この記事が、少しでも誰かの「気づき」や「安心」につながればうれしいです。