ラテン語講座【莉緒編】 Unit 30 Subjctv(Ⅱ) | 莉緒のラテン語ブログ

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ラテン語文法のあれこれをやります。

Bonsoir/Guten Abend♪こんばんは^^

 

20年位前にNAVERのブログ内で記載途中にサバが消失し、

全滅した 幻の莉緒のラテン語講座の改訂復刻版

のさらに復刻アメーバ版です^^;(ぇ

Unit11~今回までが実質第二稿となります。

 

次回からは第一稿(完全オリジナル)となりますので

更新がかなりゆっくりになります(汗

取りあえず全部移植できてよかった(汗

 

今回は Unit 30 Subjunctive (Ⅱ) について

触れていきます。

 

Unit 28 (前々回)で軽く触れた接続法の続きです。

さらっと復習すると、

接続法は 間接話法・可能話法で用いられるとき、

高確率で従文(複文または重文で、主文でない従うほうの文章)

で用いられ、つまり、

主文と従文を複数の視点を切り替えつつ接続(結合)

させる時に必要となります

実際に活用が変化するのは動詞接続法

主語の単複・人称・時制・態(能動・受動)でそれぞれ変化

します(ぇ

 

Unit 28では現在形での例題を挙げました。

そして、今回は接続法の時制による変化について

触れていきます。

 

時制を変化させる前にまずは現在形で復習。

 

ミクが何を歌っているのかあたいは君に質問します

これを接続法で作文してみましょう~

 

あたいは質問します: interrogo これは主文

( 君に は対格だからね)

何を は疑問代名詞(Unit 26)を用いる:quid

歌う は canto(第一活用)で

 

当然こうなるよね↓

Interrogo te quid Miku cantet.

 

※ドラッグすれば解答は見られます。

上記の場合は 従文→ミクが何を歌っているのか と 

       主文→あたいは君に質問する。

がまったく同じタイミングであるため、

主文の時制も従文の接続法の時制も現在形となりますが、

実際、そうでないパターンも多々ありえるわけで…

例えば、

ミクが何を歌ったのかあたいは君に質問する。 すなわち

主文が現在で 従文(ミクが何を歌ったか)は

主文より前の出来事なので、その場合はすべて

主文の動詞は直説法現在形従文の動詞は接続法完了形

を採ります(ぇ

 

具体的にはこうなります。

Interrogo te quid Miku cantaverit.

 

見て解るとおり、従文の動詞cantoが接続法完了形

に変化してます。

 

ここで疑問となり、さらにここから先に必要となるのは

主文と従文の前後関係による接続法の時制の変化

 どんな場合があるか

接続法の各動詞に対する全ての時制での変化表

 だと思いますので、この2つについては

 いつもの表の形式で載せておきます♪

 

※①については上記の文を例としています。

※拡大推奨^^;Lat式のミクちゃん可愛いです(ぇ

※②の表について、現在形はUnit28に貼ってありますので

それ以外の時制です。

※拡大推奨 

ちなみに、sum動詞の接続法能動態の完了と過去完了

以下の通り。

(完了)

fuerim,fueris,fuerit,fuerimus,

fueritis,fuerint

(過去完了)

fuissem,fuisses,fuisset,fuissemus,

fuissetis,fuissent

活用ですが、見ての通り規則性があり、

完了語幹とsumの活用が重要な位置を占めていますね(ぇ

 

では最後に、2つの表・欄外のsum動詞の活用を用いながら、

以下の和文を羅訳してみよう。

 

ルカはどこにいるか?とミクはあたいに質問した。

 

※この場合、主文と従文のタイミングは同時で主文

(ミクはあたいに質問した)は完了しているので

 完了形を使いましょう。interrogo の完了語幹は 

 interrogav- で どこ は ubi を使いましょう。

 

こうなるよね↓

Miku me interrogavit ubi Luka esset.

接続法の部分が未完了過去になることに気づけば合格です♪

 

まだまだ接続法は続くわよ~次は受動態の接続法でも

やろうかしら^^?(ぇ

でも次はUnit31になるのでコーヒーブレイクにしますね♪

 

それでは次回、Unit 31 Coffee break (Ⅲ) で♪