こんにちは、りんぞーです。


今回は、既に手垢に塗れているBAKIで登場した最凶死刑囚の強さのランキングを考えてみました。


たった5人しかいないので、ほとんど他の方と変わらないランキングだとは思いますが、お付き合い頂けたら幸いです。



死刑囚最弱の5位はドイルです。




ドイルは強力な武器を体内に内蔵していますが、手首に仕込んだ強力なスプリング、肘、膝、踵などに仕込んだ小型の刃、他にも幻惑剤や自前のナイフなど、凶器の使用を躊躇しませんが、唯一銃などの思い切り間合いを離した状態で使える武器は使用していませんし仕込んでもいません。


切り札であるブレストファイアも、至近距離で当ててこそ最大の威力を発揮する武器であり、構造上一度しか使えないので、使い所を誤れません。


ドイルの弱点としては、格闘家ではないため本物の格闘家相手には実力は大きく劣ります。


烈海王、独歩、克己は当然として、鎬にすら全く歯が立たなかったのは大きなマイナスです。


オリバに善戦したという意見もありますが、恐らくドイルは元軍人(イギリスは軍人以外の死刑は原則無いため)であるため、ズブの素人である上に幻惑剤まで飲まされたオリバ相手に一時的に圧倒できても当然と言えます。


また、ドイルの体内の武器は配線で機能している事も不安要素であり、柳に斬りつけられた際に配線が切れた事でブレストファイアが不発に終わった事もありました。


ブレストファイアであっても通用しそうなのは、基本徒手で闘うシコルスキーくらいのもので、バーベキューになっても平然としていたドリアンや、躊躇無く銃器を使用するスペック、鎖鎌や日本刀を使う柳辺りには相性は良くないと思います。



4位はシコルスキーです。



初登場でガーレンを余裕で完封し、猪狩も2度に渡って重傷を負わせて撃破するなど、只者ではない雰囲気を醸し出しつつも、土下寝やふしゅるやボールクラッシュなど、ネタには事欠かないヘタレであるシコルスキーはこの順位です。


人間じゃない!は刃牙界では割とポピュラーな褒め言葉ですが、このセリフを言ったのは単なる素人のクライマーなため、シコルスキーの場合は褒め言葉になっていません(笑)。


シコルスキーは砕いた灰皿の破片や画鋲、小さなバケツなどの小道具を使う事はありますが、基本的にはカーヴィングナックルでの斬撃属性の打撃で闘います。


また、死刑囚にしては不意打ちをしつつもそれで倒すのではなくまず先手を奪うと言う、割と直線的な闘い方をするため、他の死刑囚とは相性が悪いかも知れません。


とは言え間違いなく鎬よりは強いガーレンを、トラウマにさせてしまうほど一方的に倒したため、ドイルよりは強いと思います。


初手でドイルがブレストファイアを撃てば、ワンチャン勝てる可能性はありますが、そうでなければシコルスキーの勝ちだと思います。


しかしドイルは不意打ちで片目を潰されて、全身に刺し傷を負ってもまだ烈に対抗しようとしていたくらいの根性があるので、シコルスキーとの差は僅差だと思います。



3位はスペックです。



花山と死闘を繰り広げたスーパーお爺ちゃんのスペックですが、相手がガーレンに瞬殺された花山だったために、その評価は低め。


しかし花山は克己戦で全てを出し尽くした後であり、ドーピング前のジャックとまあまあ闘えたガーレンに負けたからと言っても、花山の評価が下がるものではないと思いますし、花山は何よりも作者のお気に入りだと言う点は外す訳には行きません。


リトル勇次郎とでも言うべき、鍛錬を放棄していながらも登場する度に強くなっていく花山は、ピクルですら押し合いを放棄して思わず殴ってしまうほどの強さであり、最大トーナメント編よりも強くなっている可能性は非常に高いと思います。


まあ、素手でのどつき合いは花山に完全に劣ってはいましたが、驚異的な回復力や、銃器、閃光弾などの、いくら武器ありっつーてもそれ使うかね!?と言う凶器の仕様にも躊躇が無いスペックは、シコルスキーよりも一回りくらいは強いと思います。


自由の女神を拳足だけで破壊(ヒビが広がっただけではありますが。。。)したのは刃牙史上最大の破壊であり、それを実現した無呼吸連打は、一度決まってしまえばオリバや花山やピクル、勇次郎のような圧倒的なフィジカルの持ち主でなければ、それこそ骸になるまで止められないでしょう。



2位はドリアンです。



スーパーお爺ちゃんその2ですが、スペックとは比較にならないくらい強いです。


自らの拳足だけで、白林寺から脱出するほどのトンネルを掘ったフィジカルの強さ、海王の称号を得るほどの武術の達人でありながら、アラミド繊維を用いた切断や、ガソリンでの焼き討ち、酸、手榴弾、腕に仕込んだ小型爆弾、催眠術と、勝ち方に美意識もこだわりも無いド外道であり、独歩の不意をつくために奥方にまで手を出す鬼畜です。(奥方は無事でした)


また、死んだふり、弱く見せる擬態、嘘泣きなど、危機を逃れるためには詐術を用いる事にも躊躇が無く、ドイル並にしぶといのも厄介な所です。


しかし、不意を打ったとは言え最初の頃は克己に屈辱的な仕打ちを行えるくらいの強さだったのに、詐術や使う武器の致死性など、人格面での危険が増す毎に武術家としての実力は低くなり、最終的には独歩に何をしても通用せず、全身の骨をバッキバキに折られるくらいにまで弱くなってしまいました。


退場間際のドリアンだったらスペックでも勝てそうですが、スペックはスペックで花山に完全に負けていたので、まあこの順位が妥当でしょう。



死刑囚ランキング堂々1位は柳龍光です。




鎖鎌や日本刀、暗器、お湯の沸いたやかんなど、武器の使用を躊躇わない点は他の死刑囚と共通していますが、彼の武器使用は武器術として完成したものであり、それでも武器の使用は柳にとっては遊び程度。


体術は当時の屈指の強キャラである刃牙と渋川のコンビであっても有利を取り切れない高水準のものであり、刃牙に使用した空掌による酸欠攻撃は、無造作に近づく柳を迎え撃とうとして攻撃を放った刃牙にも難なくヒットさせる程、柳の技量は高いです。


また、毒手を用いた鞭打などは自ら極めた武の技術に、殺傷力が極めて高い強毒を自身の右手に含ませたものであるため、空道という殺法の出自である柳にとっては、必殺の奥義であるとも言えます。


あの時点で勇次郎に次ぐ最強格であった刃牙でも、数発は避けられずに喰らった事から、シコルスキーをフルボッコにしたジャックであっても攻略できなかったでしょう。


フィジカル面では小柄な中年男性であることから不安はあるものの、それを補って余りある技術と危険技の存在が、柳を死刑囚最強にしています。


武器術を極めた本部が柳を「武器に頼って技が曇っている」「卑劣に仕込んだ毒」などとこき下ろしていましたが、柳は元々武器や毒を用いて闘う空道の出自なので、本部の言い様はまるで見当違いであり、単に柳が本部よりも技量が低かっただけと言う事です。


もっとも、武器術のみを極めた本部にとっては、体術で勝てないから武器や毒を使う柳は半端者に見えたのかも知れませんが。



以上がランキングとなります!


見事に他の方と丸被りでしたね(笑)。


死刑囚は、強い奴がダーティな戦術を駆使したら危険だと言うコンセプトだったのに、段々ダーティな戦術を使わなければ勝てない雑魚と言うポジションにシフトして行ってしまったのと、板垣流の「意を通す(ワガママな)奴が強いんだ」と言う勝負感が全面に出てしまったことで尻つぼみになってしまった残念なキャラ達でした。


オリバという怪物を出してしまったばかりに、死刑囚が4人も残っていたのに一気にスケールダウンしてしまったのも、非常に残念でしたね。


この辺から板垣氏の構成力の無さが露呈したと言うか何というか。。。


再登場するような含みを持たせていましたが、今更死刑囚が、当時より遥かに強くなった地下闘技場勢に通用するわけが無いし、したらしたで不自然な事この上ないので、再登場はしない方が良いと思います。


それでは次回の更新でお会いしましょう!