こんにちは、りんぞーです。


いよいよ強さ考察企画も最終回という事で、大トリはやはりこの人、来栖奈緒巳の強さに迫ります。


来栖は立ち位置としては、拓が積み上げてきた絆や友情を否定するキャラという事で、特攻の拓のラスボスにあたる人物です。


そんな訳なので、強さ、凶暴性、バイクの腕も、並の総長クラスでは歯が立ちません。


腕力はガスオーブン入りのゴミ袋を軽々と振り回し、バイクの腕は夜叉神の大集団を振り切り、蛇行運転で挑発しながらヒロシのZ2をトロいと言い放ち、凶暴性では族だけでなく一般人も容赦なく襲う。


それだけでも脅威なのに、来栖は他の総長と違い、その華奢な容姿を利用して油断を誘い、騙し討ちを平気でしてきます。


その最大の被害者は、皆さんご存知の龍也ですね。


どこかで読んだのですが、来栖は校舎裏で龍也とロードスペクターに囲まれ、泣き真似をしたところ龍也が興を削がれて余所見をした隙に兵隊を瞬殺して校舎に逃げ込み、追ってきた龍也を背後から不意打ちしたそうです。


どこで読んだんだったか覚えてませんが、来栖と龍也の性格ならありえる話だなあと思っています。


更に、来栖は他の総長と決定的に違う点として、他の総長たちは例え武丸であろうとも「やり過ぎた結果相手が死んでも構わない」レベルで止まっていますが、来栖に関しては「殺す」つもりで行動している点です。


秀人を罠にかけて事故に見せかけ殺害しようとしたり、秀人の顔面にアイスピックを不意打ちで刺そうとしたり、極悪蝶の竹本をアイスピックを立てた状態の床に倒したり、そもそも初登場でバイク泥棒をゴミ収集車で圧殺しようとしたりと、殺意の塊です。


武丸は動けないマー坊を明らかに殺害しようとしていましたが、あれはキレ丸状態であったため、通常の武丸ではあそこまでしたかは疑問です。


天羽にバス停のコンクリートの部分で殴りかかった事もありますが、明確な殺意があっての行動はこれくらいです。


アイスピックと言う殺傷能力の高い武器を常備していると言うのが、来栖の異常性を物語っています。


来栖は自分が壊れている事を自覚しており、壊れた原因は覚えていないと言っていますが、壊れたきっかけは描写的には中坊時代に守ったクラスメイトに裏切られた事でしょう。


とは言え、学校を襲撃していた邪王をガソリンを撒いて待ち伏せして火を放って殲滅すると言うやり方は、多くの暴走族を1人で片付けるのには最も有効である手段と言うのを考慮しても、それを実行出来る時点で既に正常ではなく、それまではその凶暴性を向ける相手がおらず、初めて剥き出しになった狂気に周囲が恐れを為して、原因となった暴走族に無軌道に向けられるようになったと考えられ、何の事はなく来栖は元々壊れていたのです。


そう言う経緯もあってか暴走族を無差別に襲い、緋咲に重傷を負わせ、龍也を仕留め、鰐淵やマー坊を翻弄し、小説版ではキヨシを大いに苦しめるなど、その実績はまさにラスボスに相応しいですね。


美麗、極悪蝶、ロードスペクターの3つのチームの兵隊を単身で全滅させたり、校舎内で遭遇した警察官を襲撃しようとするなど、その凶暴性は留まるところを知りません。


B凸での乱闘では慈統とタイマンをはりましたが、体格で大いに勝る慈統をパンチ一発で吹き飛ばしたところから、真っ向のタイマンでも普通に強いです。


鰐淵に負けたと言われていますが、来栖がバイクで転倒して大ダメージを負っており、満足に動けない状態だったと言う事を忘れている人の意見でしょう。


鰐淵が半村誠追悼集会でバイクで転倒して肩がハンバーグになりましたが、そこを襲撃されて鰐淵がボコボコにされたとしても、鰐淵が負けたとは誰も言わないでしょう。


まとめると、パワーとテクニック、話術や詐術も含めてぶっちぎりのAランク最上位です。


スペックだけなら天羽すら上回っている可能性があります。


しかしながら、キヨシに対しては「人間じゃないんじゃない?」と発言しており、アイスピックで太腿を刺されても元気に喧嘩を続けるつもりだったキヨシを称賛(しているのか呆れているのか)している事から、三鬼龍クラスならワンチャン勝てる可能性はありそうです。


さて、これにて特攻の拓の総長強さ考察は終了です。


次回は読者様からリクエストのあった凶暴性ランキングを考察し、そのあとはNo.2の強さ考察、主要メンバーのキャラ紹介など、特攻の拓に関して最強のコンテンツを目指していきますので、ご期待下さい!


佐木先生、所先生、何かくれ(笑)!


それでは次回の更新でお会いしましょう!