こんにちは、りんぞーです。

私はホラー映画が大好きです。

忘れもしない小学生高学年の頃の夏休み、普段は出来ない夜更かしをしながらテレビを見ていたら、新13日の金曜日が深夜映画で放送されていました。

生まれて初めて見たホラー映画に、私はたまらない恐怖を覚え、途中でチャンネルを変えました。

恐怖心を消すために他の番組を見ていたら、昔はテレビ放送されていた全日本プロレスを見て、そこからプロレスが大好きになったのですが、それはまた別のお話。

今日は、幼かった私に強烈なインパクトをもたらしたジェイソン•ボーフィーズについて考察したいと思います。

まあ、当時見たのは新13日の金曜日なので、正確に言うと偽ジェイソンなんですけどね。

皆さんは、ジェイソンの生い立ちについてどこまで知っていますかね?

私も詳しく覚えているわけでは無いですが、彼が知的障害を持ち、崩れた顔で生まれてしまった子供で、林間学校としてクリスタルレイクにキャンプに来た際、クラスメイトに湖に突き落とされて行方不明となってしまった事、死亡したと思われていたけれど実は生きていて、森の中で1人で暮らしていた事、Part1にて母親のパメラが殺害されたのを目の当たりにして、精神に異常を来した事、それ以来、クリスタルレイクに近付く若者を殺害するようになった事、くらいの知識は持っています。

ジェイソンがどうして殺人鬼になったのか、その疑問はザックリですが説明が付くように思えますが、その前に大きな疑問が生まれます。

ジェイソンの年齢は分かりませんが、体格から成人していると考えられます。

小学生の頃に行方不明になり、成人するまでの間、ジェイソンは1人で森の中で生きていたと言うことになります。

ハッキリ言って不可能です。

ジェイソンには森の中で食料を探す技術も知恵もありません。

サバイバルに詳しい人なら、食べられる野草やキノコ類、木の実なども見分けがつくと思いますが、一般人の大人でさえそれは不可能です。

更に、成長したジェイソンは、巨漢に分類されるほど体格が良いです。

栄養状態が良好だった証拠です。

ジェイソンがどうやって栄養素を摂取していたのでしょうか?

もしかしたら、クリスタルレイクのキャンプ場に備蓄されていた食料を盗み食いしていたのかも知れませんが、1年の半分以上がオフシーズンとなる湖近くのキャンプ場に、次に食料が補給されるであろう次のシーズンまで食料があるとはとても思えません。

それに、食料が盗み食いされているなら、キャンプ場の管理人が何かしらの対策を取るはずです。

最悪通報されて、山狩りされて、お縄です。

もっともジェイソンの場合、そうして保護された方がどれだけ幸せだったか分かりませんが。

また、ジェイソンは初登場のPart2で衣服を着ていました。

当たり前だと思うかも知れませんが、彼は行方不明になった当時、海パン一丁でした。

半裸の状態で森の中で彷徨っていたのです。

どうやって衣服を調達したのでしょう。

キャンプに来た客を殺害して奪っていたのでしょうか?

彼が殺人鬼になったきっかけがパメラが殺害された事であるため、それは考えられません。

この事から、ジェイソンには行方不明になった当時から成人するまでの間、食事と衣服を世話した人間がいたと考えるのが妥当です。

では、いったい誰がそんな事をしたのでしょう?

もし誰かが森の中で海パン一丁で彷徨っている知的障害の子供を見つけたら、まず保護して通報するでしょう。

それをしなかったという事は、その人物も社会生活から隔絶した生活を送っていたと考えられます。

まして人里離れたキャンプ場の森の中、そこで生活する人物と言うと、ギリ思いついて山小屋に住んでいる猟師です。

しかし、わざわざそんな生活をしている人間が、縁もゆかりもない子供を、成人するまで世話するでしょうか。

ちょっと考えられません。

そして、そんな人物がいたのなら、作中に登場しないのもしっくり来ません。

以上の点から、ジェイソンの世話をしていた人物は、1人しか考えられません。

母親のパメラ•ボーフィーズです。

そもそも、今まで森を彷徨っていたジェイソンが、たまたまパメラが殺害された場面に出くわしたと言うのが不自然です。

恐らく、ジェイソンはキャンプ場近くの無人の建物ででも、パメラに世話をされながら生活してたのでしょう。

パメラはジェイソンのために何の関係もない若者を殺害する人物です。

既に正気を失っていたと考えられます。

ジェイソンの世話をする母親としてのパメラと、殺人鬼としてのパメラが、それぞれ独立した人格だったとも考えられます。

それは想像の域を出ないとしても、パメラがジェイソンを森の中で生活させていた理由は推測出来ます。

ジェイソンはずた袋を被って顔を隠していました。

自分の顔が醜いと言う事を理解していると言う事です。

もしかしたら、それが原因で虐められていた事も理解していたかも知れません。

そうだとすると、パメラがジェイソンを発見し、連れて帰ろうとした時に、ジェイソンが拒否した可能性があります。

パメラなら、そんなジェイソンを不憫に思い、森の中で静かに生活させると言う選択をしても不思議ではありません。

また、ジェイソンの世話をしている内に、こんな風に追い込んだ(と思い込んで)クリスタルレイクの監視員たちに激しい憎悪を燃やし、人格が壊れて行ったのかも知れません。

Part2以降、殺人鬼の役回りはジェイソンが担う事になりますが、これは恐らく母親の影響でしょう。

劇中、パメラが殺人に対して全く躊躇が無かったのと、異常に手慣れていた点から考えると、Part1以前からパメラは殺人を繰り返していたと思われます。

そしてジェイソンは、そんなパメラの凶行を見て育ったと考えられます。

パメラが殺人を行なっていたのは、あくまでもジェイソンの無念を晴らすためだったためなので、もしかすると彼に見せつけるように殺害していたのかも知れません。

小学生の頃は虐められるままになっていた、大人しかったジェイソンが、気が触れたとは言っても、パメラ以上の手腕で殺人を繰り返すようになったのは、殺人を見慣れていたので、ハードルが低くなっていたからかも知れません。

殺し方も、パメラの犯行を見て学んだのでしょう。

いかがでしたでしょうか?

もし私が知らないだけで、公式で全く違う設定が公開されていたとしたら、考察どころかとんだ赤っ恥もんの妄想になってしまいますが(笑)。

少しでも共感して頂けたら、仕事中に一生懸命辻褄合わせに頭をフル回転させていたのが報われます。

それでは次回の更新でお会いしましょう!