昨日は現在の学校教育では授業を受けるフリをする生徒と授業を行うフリ
授業を成り立たせることに精一杯で本来の教育に力をかける余裕が
生徒に立派な大人になってもらいたいと考えている先生がいるはず
今回は問題点と解決策を考えてみる。
①授業をしてるフリに気が付いていない
最も多いのはこのパターンだろうと思う。
そもそも自分の授業、教育に疑問を感じていないという一番厄介な先生だ。
このような先生は校長や教頭に授業を見てもらうといいがそんな時間はとれないだろう。
また、校長や教頭が授業を見に来ることで子供が緊張し、いつも通りの授業態度ではなくなる。
解決策としては先生達のコミュニティを作るべきだろう。
しかも同じ学校だけで集まるのではなく、複数校の先生が集まる方が良い。
各校、各クラスの授業風景を発表しあい、互いの良いところをブラッシュアップする。
悪いところを指摘し合うのではいけない。発言力が強い先生が場を支配してしまい、
他の先生のモチベーションが中々上がらないからだ。
しかし、誰がコミュニティを作るのかが問題だ。既にあるかもしれないが。
是非とも良い集まりを作って日本の教育について語り合って欲しいものだ。
②授業をしてるフリに気が付いているが改善できない
改善できない理由は様々だろう。
大体はカリキュラムを守るのに必死で新しい取り組みを行うことができないのであろう。
自分ひとりで改善しようとしても、定期テストがあるので周りとのペースを合わす必要がある。
周りの先生を説得しようにも、成功体験はないし理論的な説明はできない。
未来を担う若手が取り組んで欲しいことだが、このような改革は若手には難しい。
となると中間管理職についている先生が若手に提唱し行動に移すようにするべきだ。
腰が重いであろう中間管理職が動くかどうかは不明だが。
教育に携わるものであれば積極的に取り組んでほしいところだ。
③変えることが怖い
今の教育が正解か不正解かは誰にもわからない。
ただ今までの伝統がある。伝統を守っていればとりあえず大きなとトラブルは避ける
ことができ周りの先生の評価も上々だ。
人や自然は変化を嫌うそうだ。何かを変えるためにはリスクが必然的に発生するし、
精神的にツラいこともあるだろう。
しかし、こんな腑抜けた考えを持つ一般企業があればすぐに倒産してるはずだ。
学校、特に公立の学校はつぶれることがない。生ぬるいまま一生を過ごし安定した
給料を得ることができれば万々歳だ。
とは言いすぎだと思うが、これに近いものはあるだろう。
保守的ではなく革新的に教育に取り組むことが求められているのではないかと思う。
と、ここまで書きたいことを書いてきたが当然賛否両論だろう。
情熱的に教育に取り組んでいる先生も少数だがいるだろう。
大勢の保守派に押され段々と改善の意思がなくなることも容易に想像できるが、
人を育てることに諦めを持ってはいけない。
情熱を捨てずに、子供のためを常に思い教育に取り組んでもらいたいものである。
