こんにちは。
前回の続きです。
夕張市石炭博物館をバスで後にします。
時間がなく、1時間ないくらいの見学しかできなかったので、模擬坑道が再開してからまた訪れたいです。
少し進むと、車窓から夕張希望の丘と書かれたポールのようなものがあります。
その先には建物があり、
よくみると花畑牧場夕張工場と書いてあります。
夕張希望の丘は映画の世界をイメージした施設で、花畑牧場が運営していたのですが、閉鎖となり、さらに工場も閉鎖となってしまいました。
廃墟だけが残っている状態です。
こちらは夕張市立診療所です。
市立だと大体病院なのですが、診療所というのも珍しい気がします。
こちらは夕張市石炭博物館に行く途中に見えた、ホテルシューパロです。
当面の間休業とか書いてありますが、施設の劣化もあり復活することはないかと思います。
運営していた、夕張リゾートという会社も廃業しています。
夕張の市街地のようなところにきました。
お店はほとんどやっておらず、映画の看板が貼られた空き家やシャッターの降りた建物ばかりです。街の過疎化も進んでいるように感じました。
夕張は映画の街として、映画祭を毎年開催しており、この看板も映画の街づくりとしての一環なのでしょう。
夕張新時代、大企業誘致という看板がありましたが、風呂敷だけを広げたような感じです。
誘致どころか、ここ数年、地元企業の廃業や大手企業の工場の撤退が目立つそうです。
こちらは夕張市役所です。
夕張市は財政再建団体となっていることから、職員も一律5%給与削減となっています。
ちなみに一昨年度までは7%削減だったようです。
市役所の目の前がこんな感じで、寂れた雰囲気を感じました。
夕張は炭鉱で働いていた方に愛されていたカレーそばが有名で、市役所近くにあったお店で食べようとしたのですが、混雑していてこの後の行程に影響があるので断念しました。
おまけに急に土砂降りの雨が降ってきて散々でした。
カレーそばを諦め、バスに乗車します。
その目の前にある家のような建物が旧夕張駅になります。
石勝線夕張支線が2019年に廃線となり、夕張駅も廃駅となりましたが、駅舎は残っており、喫茶店として利用されていました。
バスを下車し、次の目的地、幸福の黄色いハンカチ想い出ひろばへと向かいます。
夕張支線の廃線跡がありました。
線路はまだ残っています。かつて踏切であったところはアスファルトで埋め立てられています。
幸福の黄色いハンカチ想い出広場にやってきました。
1977年に公開された映画、幸福の黄色いハンカチのロケ地跡を観光地化したものです。
夕張=映画のイメージはこの映画を見ている世代の方達にはとくに印象強いのかもしれません。
入場料は550円です。
入口には幸福のポストという黄色いポストがありました。
これはロケで使われた炭鉱長屋です。
中はすさまじい数の黄色い紙が壁や天井一面に貼られていました。
ここで黄色いメモに願い事を書いて、画鋲で壁につけるそうです。
奥は展示室となっていて、映画についての展示があります。
真ん中には北海道ドライブの撮影で使われたマツダのファミリアがありました。
壁には山田洋次監督のサインがあります。
外に出ると、黄色いハンカチがたくさん風ではためいていました。
黄色い花が広場一体に咲いていて、雰囲気を醸し出しています。
天気もよくなってきました。
幸福の黄色いハンカチ想い出広場を後にし、バスで移動します。
終点の拠点施設りすたで下車します。
すぐ近くにセイコーマートがあったので、ここでお昼を購入します。
ホットシェフの紀州梅のおにぎりと道産ポテトのフライを食べました。
どちらもとても美味しかったです。
ホットシェフの商品はほぼハズレがなく美味しいです。
20分ほど待ち、バスで新夕張駅へと向かいます。
途中、旧夕張支線の旧沼ノ沢駅跡が車窓から見えました。
駅の看板もなく、使われていないような感じでした。
さらに走ると、石勝線の橋梁が見えました。
新夕張駅はもうすぐです。
15分ほどで新夕張駅に到着です。
新夕張駅前では夕方から祭りがあるのか、準備をしているところでした。
夕張駅前には道の駅夕張メロードがあり、中に入ります。
シーズンも終わりかけでしたが、若干夕張メロンの販売もありました。
Aコープや和菓子店、喫茶店も入っています。
カットメロンの販売もあるのですが、夕方で売り切れだったので、夕張メロンソフト(400円)を購入しました。
夕張メロンの香りが豊かで美味しかったです。
今日はここまで。
次回をお楽しみに!