雨降り遊園地を貸しきる。
福岡での国試の後、私たち5人は私の実家がある荒尾へ。
目的は、近所の某遊園地。
試験の翌日、6日月曜日に行こうと計画していました。
入学したての頃、広島ではほとんど知られていないということを知り、ショックでした。
知ってて当然かと思ってました。
フリーパスが販売されているらしいです。
昔はなかったけど。
期間限定で学割みたいのもあります。
発売は5日まで。
ぎりぎりセーフ。
実家へ向かう途中でコンビニで買っていきました。
そして気になるのは天気。
予報では、雨。
平日で雨の遊園地。
そりゃ客も少ないでしょうね。
もうフリーパス買っちゃったし、行くしかないよね。
6日の朝。
あれ? 雨の音してないんじゃない?
期待しながら窓を開けて外を見たら、どしゃ降りでした。
ザーザー言ってました。
しまった。
昨日てるてる坊主作るの忘れてたからか。
意を決して、出発。
遊園地に着いたのは10時ごろ。
お客さんなんか1人も見えません。
貸切です。
入り口でバーコードのついたフリーパスを手首に巻いてもらいました。
遊ぶ時は、バーコードを見せればいいんだって。
へぇ。
天候不良のため動いてないアトラクションがいっぱい。
ジェットコースターはだめなんだね。
急流すべりという、川を流れて水に突っ込むアトラクションでは、
雨で濡れるからカッパがいるかも、と言われ、売店に買いに行きました。
雨の平日。
お客さんもほとんどいない遊園地の売店は閑散としてました。
開園時間から30分ぐらい経っているというのに、掃除中でした。
うっかり着ぐるみの中に人が入っているのを見てしまったぐらい、切ない気持ちになりました。
店員さんに「カッパありますか?」と尋ねると、
「300円で売ってるけど、入り口のところだと100円よ」という返事。
なんて親切。
なんて商売下手。
お礼を言って素直に入り口にカッパを買いに行きました。
さて、カッパを装着し、荷物はロッカーに預けたので、もう雨なんかには負けません。
1日中カッパを着て回ります。
と思ったのもつかの間、乗り物に乗って移動するお化け屋敷では
電気系統の故障の恐れがあるため脱いでください、と言われてしまいました。
むー。
出鼻をくじかれてしまいました。
フリーパスなので何でも乗り放題です。
乗り終わっても係員さんが「もう1回乗る?」と尋ねてきます。
チケット制だったら、トランポリンで2回も遊ばなかっただろうね。
トランポリン楽しい。
あぐらを組んで横で跳ねてもらって、あさはらしょーこーの真似をしてしまいました。
動いているジェットコースターを発見。
朝に比べて、雨は強くなってきたのに。
「NIO(ニオー)」というジェットコースター。
上から吊るされて、宙吊りになります。
レールの上を走るより、宙吊りのほうが大丈夫かも。
はまなさんに誘われて、乗ってみました。
安全ベルトを装着して、出発!
ガタンガタン…。
うわっ!
上のレールから水滴がたれてくる!
冷たい!
そうこうしてるうちに頂上に上り、急降下。
痛い!
雨が痛い!
目が開けられない!
ほんとに絶叫してしまいました。
「痛い痛い!」
カッパのフードも飛んでいくし、はまなさんのピアスも飛んでいくし。
雨のジェットコースターは怖いね。
園内を回っているバスのおじちゃんも大サービスでした。
「好きなとこまで乗せてくよ」
よっぽど暇なんだね。
「えーと、じゃぁどこに行こうか…」
「よかよ。とりあえず乗って、決まったら言わんね」
そんな感じで好きなところに連れて行ってもらいました。
以前テレビで取り上げられたお化け屋敷にも行きました。
ちょっと離れていて、リフトに乗らないと行けません。
周りには他のアトラクションはなく、お化け屋敷だけ。
でも意外とあんまりこわくなくてちょっとがっかり。
お化け屋敷の定番アイテムの骨格標本を見ると観察してしまいます。
「脛骨と腓骨の向きが違うよね」
「鎖骨、逆じゃない?」
お化け屋敷を作る方は、ぜひきちんとした骨格標本を用意していただきたいものです。
そのお化け屋敷が終了し帰ろうとした時、係員のおばちゃんが話しかけてきました。
1日こんなところにいても誰も来ないよね。
おばちゃんつまんないだろうね。
「どこから来たと?」
「広島からです」
「あらー、せっかく来たとに雨で残念やったねー」
そんなことを話していたら
「今度大学生?」
うを。
「いえ、今度大学卒業します」
びっくりでしたよ。
そろそろ帰ろうとした時、バスのおじちゃんだ!
「すぐそこのロッカーに荷物を取りに言って、正門の方へ行きたいんです。」
「ロッカーは逆方向やもんなぁ」
「あ、大丈夫です。ロッカーまでは歩いて行きますから」
「よか、もう客もおらんけん、逆方向やけどちょっと違反してロッカーまで行ってやるよ」
おじちゃん、ありがとう!
そんなわけで、バス貸切で出口までたどりつきました。
雨の日にジェットコースターに乗ったり、遊園地を貸しきったり。
初めてだらけの遊園地でした。