高本「ねぇー京子ー」

齊藤「何?」

高本「冷たくない?これでも京子の彼女だよ?」


私達は付き合っている。
告白された時は「彩花をずっと守るから」って、ロマンチックな事を言ってくれたのに…。


高本「京子が私に告白した時に言った言葉覚えてる?」

齊藤「彩花をずっと守るから でしょ?」

高本「うん。でも、全然守ってくれないじゃん!」

齊藤「いや…だって、私が彩花を守る時は…」

高本「もう知らないから!!」


私は勢いよくドアを閉め、部屋から出る。

何が守るだ…京子の嘘つき。


高本「……えっ?」


私は誰かに押された。

誰かに話しかけられ返事をした瞬間、背中を押された。


私は京子に助けを今でさえ求めている。


あぁ…落ちていく。



私は目を閉じ覚悟した。



高本「……あ、れ…京子」

齊藤「はぁ…はぁ…間に合った」

高本「何で…」

齊藤「さっき、スタッフさんが不審者が入って来たって言われて、みんな避難してた。だけど、彩花が居なくて探したら、男が走って行った。
そこを覗いたら彩花が落ちそうになってて…。」


京子は私を抱き締める。


齊藤「私が彩花を守るって事は、彩花に何かがあった時…最悪の時だよ…。」



高本「っ…ごめん…!」


齊藤「ごめんね、私も。冷たくしちゃって。
私って中々素直じゃないからさ…これからは素直になるよ」

高本「うん…」

齊藤「それより、早くここから逃げよう。
私がさっき見た走って行った男は多分不審者だったと思う。なら、まだ中にいる可能性もある。

ほらっ、行くよ!」


私は京子に腕を引っ張られる。


京子の手は震えていた。


本当は京子だって怖いはずなのに、私に心配させないように気を使ってくれてる…。


そんな優しい所も好きだけど、たまに心配になる


私がちゃんと支えてあげないとね…。




私達は皆が避難している所へ着く。


スタッフさんには怒られそうになったが、京子が上手く話して、私を守ってくれた。


高本「…ありがとう」

齊藤「どういたしまして」


数十分後、不審者は捕まった。


入っていた仕事は中断になり、今日は久しぶりにオフになった。

私と京子は仲直りとイチャイチャするため、出掛けることにした。


私は水族館の魚を見て笑顔な彼女を見て思った。



私も彼女を守っていきたい。と、そう思った。