2011年10月27日。
出産予定日から11日前のことです。
朝から不規則な痛みを感じました。
重めの生理痛という感じだったので、
前駆陣痛かな?と思いながら過ごし、
昼間は妹とランチしていたのですが…
夕方になっても痛みは収まらず、
なぜか痛みとラクになる瞬間が、
交互に訪れるようになりました。
もしかして…!と思って、
病院に電話をしてみると、
「 それは陣痛だと思います。
痛みが10分間隔になりましたら、
病院の方に来ていただけますか? 」
………
………
………
マジ!?!?
ということで慌てて吉だんなに電話。
わたしは実家で待機することになり、
吉だんなは早めに仕事を切り上げて、
迎えに来てくれることになりました。
「 いよいよか… 」
わたし達家族は神妙な面持ちで、
時が過ぎるのを待っていました。
わたしは、痛みはあるものの、
重めの生理痛といった感じで、
おしるしもなく普通に歩けていたので、
「 これ本当に陣痛? 」
と病院に行くまで疑っていて、
なんだか手持ち無沙汰になりながら、
吉だんなの帰りを待っていたのでした。
すると…
実家のドアが勢いよく開いて、
吉だんなが玄関に入ってきました。
「 さぁ!!!
病院へ!!!!
行こう!!! 」
そこに立っていたのは、
いつもの倍以上のエネルギーを放出して、
瞳をキラキラさせている吉だんなでした。
母いわく、
「 いやぁ~…
あのときの吉だんなは、
本当にキラキラしていたよね。
わたしはあのとき、思ったの。
この人なら絶対に大丈夫だわ。
りなのことはお任せしようって… 」
ありがたいお言葉ですが、
吉だんなは、あのとき本当に、
大変な盛り上がりを見せていました。
「 ようやく会えるんだね!
いやぁ~…興奮するなぁぁぁ!!!
ハッハッハ! 」
そんな吉だんなを見て、
初めての出産を控えて、
不安ながらもホッとしたわたしですが…
まさか、その輝きのために、
吉だんなが病院でミラクルを起こし、
後々語り継がれることになろうとは、
想像していなかったのでした…
次回へつづく。