先日、犬の小雪ちゃんが旅立ちました。
副代表鈴木家に来ておよそ10年。函館市で以前活動していたワンニャンレスキューから野犬として母親の雪ちゃんと保護された小雪ちゃんは少し変わった子で、ちょっとしたことでおしっこを漏らしてしまったり、ケージの隅で臆病に丸まっているような、人に懐くことが難しい子でした。
そんな子でしたが、多くのメンバーが愛情をもって世話を続け、時にはいいオヤツをあげたり、優しく話しかけてきた甲斐もあってか、ここ最近は人が近づいても驚くことはなくなり、頭を撫でることも出来るくらいになりました。
体調を崩すようになってからも、午前午後ともなく病院に連れていきました。動物病院の先生には大変お世話になりました。そして最後は暖かい場所で、苦痛に呻くことなく旅立っていきました。
小雪ちゃんが人間のことをどう思っていたのか、それは分かりません。ですが、少しでも人と絆を結んで、最後の時には寂しい思いをしないで向こうに行けたのなら、それに越したことはない。そう思います。
小雪ちゃんはワンニャンレスキューから引き継いだ最後の犬でした。私たちの活動も長くなったなぁとしみじみ感じます。
先日の記事のように、長年の活動の甲斐あってか函館市の殺処分は徐々に減ってきています。ですがその分、私たちの保護頭数は横ばい、いやむしろ増えてきています。これは全国各地で見られている状況で、これを解決していかなくては真の殺処分ゼロ達成にはならないと考えます。
ここ函館で、どう変えていくことが出来るのか。課題は山積みですが、いつも応援いただいている皆様の声があるからこそ頑張っていけます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。