その中では、小学生から高校生までの生徒さんの代表による、『人と、未来と、ほくと。』というテーマでの作文がそれぞれ発表されました。
そこに、「みらい」から猫を譲渡したおウチの娘さんが出場されていたんです!
『小さな命を守るために』というタイトルで、「みらい」から猫を引き取ったことをきっかけにした、動物保護に対する考えが述べられていました。
たまたまその場にいた「みらい」メンバーが聞いていて、ぜひこの作文を皆さんにも読んでいただきたいということで、ご本人と校長先生の許可をいただき、ブログでご紹介させていただくことになりました。
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『小さな命を守るために』
みなさんは犬がすきですか、それとも猫が好きですか。
私は猫が好きで、あずきという猫を飼っています。
私のまわりにも猫を飼っている人がたくさんいて、校長先生も飼っています。
私が飼っている猫は、血統書のある猫ではありません。
「みらい」という動物保護団体が行ったじょうと会でもらった猫なのです。
初めて見た時は手のひらに乗るくらい、とても小さな子猫でした。
どうしても飼いたいと思ったので、必死でお母さんにお願いをして、ようやく飼うことができました。
函館にはこのよう動物保護団体がいくつかあり、保健所などに持ちこまれた犬や猫を引き取り、新しい飼い主を探す活動を行っています。
保健所などに持ち込まれる犬や猫の多くは、鳴き声がうるさかったり、飼っていた猫が子どもをたくさん産んだりするなど、飼うことができなくなった人が、持ち込むそうです。
いろいろな理由があるのでしょうが、犬や猫には罪はありません。こうして保健所に持ち込まれた多くの命がうばわれてしまうのです。
どうしたら、かわいそうな犬や猫を減らすことができるのでしょか。クラスのみんなで話し合ってみると、いろいろな意見が出されました。
一番大切なのは、やはり飼い主が責任をもって飼うということです。
犬や猫の寿命は一五年ほどと言われています。
飼っている間にけがをしたり病気になったりすることがあるかもしれませんが、家族の一員として最後まで世話をするという気持ちをもつことが大切です。
また、犬も猫も家の中で飼った方が良いという意見も出ました。
猫を外に出すと、事故にあったり気づかないうちに子供を産んだりすることがあるからです。
この他にも、動物保護団体に多くの人が協力したり、老人ホームなどで犬や猫を飼ったりするようになれば、動物を飼いたくても飼うことができない人も身近に接することができます。
私は一匹の猫を飼うことをきっかけに、ペットはただかわいいということではなく、かけがえのない家族の一員であること、多くの動物が飼い主の都合で命を落としていること、そしてその命を救おうとしている団体のことを知りました。
将来は動物保護団体に入り、一匹でも多くの犬や猫を助けられるように活動したいと思います。そのためにも、犬や猫に関することに興味をもち、命を大切にできる人になりたいと思います。
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いかがでしたでしょうか。
「みらい」は動物保護を通して、命を大切にする社会づくりの一助となることを目的としています。
小学生の女の子が「みらい」の目指すものを理解し、実践しようとしてくれていることに感謝するとともに、私たちもさらに頑張っていかなければと気の引き締まる思いでした。
ちなみに、あずきちゃんはコチラです。
飼い主さんだけでなく、未来の動物保護の担い手を生み出してくれた、このあずきちゃんにもお礼を言わなければいけませんね(^0^)♪
北斗市のSさんとそのご家族の皆さん、本当にありがとうございました
m(__)m