スーパでたまに見かける冷凍食品の「半額セール」
その正体は
業界では長年の慣行となっている
集客狙いの「おとり商法」
例えば
「冷凍チャーハン」が通常500円なら
500円という価格が基点として
イメージに刷り込まれるので
「半額セール」はものすごくお得だと思わされる
これを心理学では「アンカリング効果」と呼んでいる
そのからくりは
「冷凍食品は普段あまり売れなくてもよい」と
スーパーもメーカーのも考えているので
「半額セール」の時に
通常価格の10倍・20倍売れてくれればオンの字になる
冷凍食品の「半額セール」は
「不当景品類及び不当表示防止法」に抵触しないよう
普段は2倍の価格で売っている
厳密にいえば
「半額セール」の表示以前の8週間以内の
半分以上の期間(4週間)において
通常価格で売られた実績があれば虚偽表示にならいと決められている
月に数回「半額のセール」で売り上げを伸ばすのに格好の法律がある
ちなみに
500円の冷凍チャーハンの仕入れ値は
大体35%程度の175円なので
半額の250円で売っても粗利率30%で75円儲かる
それが
通常価格の500円で売れれば粗利率65%になり
325円もスーパーの儲けになる
したがって
冷凍食品は半額で買わないと消費者は大損になってしまうので
これからは「半額セール」の時に買いだめをしておくべきかもね