苦手なものがない人はいないと思う
そんな苦手意識は
意外と思いがけない瞬間に消えさることがある
算数が大変に苦手な小学生がいた
先生も親も、そのことをよく知っていて
自他共に認めていた
ある日
算数の時間に先生が一つの質問を出した
「この問題の解ける人は手を挙げて・・・・」
誰の手も挙がらない
その時
算数の苦手なその子が勢いよく手を挙げた
みんなが冗談だと思い、教室中に笑いが広がり
先生も「ふざけてはいけません」と言った
その子は口をとがらせて「できます!」と
「じゃぁ、ここへきて解いてみなさい」
その子は前に出ていって黒板に
スラスラと答えを書いた、正解だった
みんなびっくりし
それ以来、その子にとって算数は大の得意科目になった
その子とは
のちに著名な心理学者になったA・アドラー
彼は、こう語る
「多くの人がいかに自分自身について
誤った考え方をもっているか」
苦手意識は些細なきっかけで
自分が思い込んだものだから
一度徹底して点検してみるといい
そして
苦手意識は思いがけない瞬間に消え去る時が来る
その時が
自分の苦手意識を解きほぐすチャンスとなる![]()