坂本龍馬は生前に
「なんでも思い切ってやってみろよ
どっちに転んだって、人間、野辺の石ころと一緒
最後は骨となって一生終えるのだから
だから思い切ってやってみろよ」という言葉を残した
この言葉通り
龍馬はどんな事態も深刻にならず
人生を冒険として生き抜いた
なぜ、それができたのか・・・・・
”人間最後は野辺の石ころになる身(いつか死ぬ身)”と
一番多感な12歳のときに母を亡くし
その8年後にこんどは父をなくしているので
人は必ず死ぬものであると
常に心に刻んできたからだと思う
ある劇団では
そのシーンをこんなふうに演じていた
母を亡くし泣く龍馬に、姉の乙女は問う
「龍馬、人は皆死ぬ
どうせ死ぬんやったら生まれてこんでもいいのに
それでも人は生まれてくるんよ。なんで?」
答えられない龍馬に乙女はいう
「みんなそれを探しながら生きていくんやって思う
龍馬も探さんといかんのよ、生まれてきた意味を」
財布を落としたら、人は必死に探すのに
携帯電話を落としたら、人は必死に探すのに
自分の本心を忘れても、人は落としたことにすら気づかない
いつか死ぬ身であることを胸に刻めば
自分の本心を思い出す
そんなことを教えてくれているんだろうなぁ~