K様のR100GS　通称「パリダカ」　言わずと知れた超希少車種、佇むオーラが素敵です。

今回は車検を期にタペット調整～キャブOH、ステム、フロントフォークOH、油脂類全交換、パッドやら何やらの総メンテナンスで入庫頂きました。

部品の供給はさすがに時間はかかりますが、事前に手配していたので次々に作業を進めます。

上記画像はBINGキャブ、右がOH前、左がOH後、中も外もビカビカにし、組みあがったらバキュームメーターを使用して同調を取ります。OHVボクサーはエンジンが元気でもキャブの同調が取れていないと全然楽しくない。

フロントフォークはWPのスプリングが入っているので、そこにオーナーさんの乗り方や要望を聞いてセットアップ。しなやか且つダンピング特性に注意しながら組みました。

山済みだったメニューも終わりも見え、後はパッドが届いて組んだら終了です。K様、お待たせしました。

OHVボクサーは機関を含め、整備が行き届いてる車両は例え60年代の車両でも現代においても全然通用するし、何よりも楽しい。

速く走らせようと思えば応える、しかし何よりもライダーを急かさないのが素敵。残念ながら、こういうバイクも二度と発売されないんだろうなぁ…。

僕自身、現役時代、コースではRSやTZといった生粋のレーサーに乗ってた。でも公道はOHVのR１００RSだったのです。今は手元にないけど、いつかまた乗るバイクだと思う。

考えてみれば、OHV空冷のボクサーエンジン。ポルシェと相通ずるモノがあるのかも知れませんね。

五感に響く…みたいなね

素敵なバイクライフを！

砂漠の彼方へ