見えにくさは微妙に状態が変わりつつ続いている。
慣れてきたのも半分あって、前ほど気にもしなくなっている。
今日も見えにくいわ、くらいな感じ。
ただ、必要程度の運転はできるが、疲れる。
楽しみだけを目的に遠出しようとか、そんな気になれない。
が、なんだか、腹が立つ。
そもそも生まれついての強度近視で、どれだけ苦労してきたことか(←大げさ)、
それで十分だと思うのに、そこからの早すぎる白内障で読書の自由を奪われ、
(手術はしたが、大量の活字は疲れすぎて読めない)、
それでも、新しい人工の目からのまぶしさやらなにやらにも慣れてきた今、
今度は、もともとの水平性斜視に加齢性の回転性斜視が加わって、
わー、運転の自由までも奪われるのか。
これが年を取るってことか。
でも、私はまだ60代だ(←ぎりぎり)、世の同年代は、人生の現役バリバリだ。
まだまだ10年は楽しまないと、この人生、ペイしない。
と、なんだか腹が立ってきて、なにかしよう、どうにかしよう、と思い、
見えにくさを眼科で訴えても取り合ってもらえないので、
昔、最初に私の斜視を指摘し、白内障を指摘してくれた眼鏡屋へ、行った。
眼鏡屋とはつきあいが長く、そこのおじさんが、大好き。
まぁ、そこのおじさんはいなかったが(半分引退で、ときどき店に出るらしい)、
引き継いでいる息子さん?も、親切だった。
眼科は、治療対象となる症状には熱心だが、
「見え方」という漠然としたものは、むしろ眼鏡屋の領分なのかもしれない。
いっぱい、眼科でやらない検査をしてくれて。
裸眼視力が1.2と0.9, こんなにガチャ目だったのか、
(眼科って、さらっとレンズを重ねたりして、本当の裸眼視力を測ってないよね)、
斜視の検査機では、「どれだけズレてます?」と聞かれて、
「ズレてないです、片側半分、消えます」、
「あらら、脳カットの状態だね、これは検査できないよ」。
ズレの検査がちゃんとできたら、プリズムメガネの可能性もありか。
それはそれで、眼科の処方箋が必要になるんだろうが。
プリズムメガネが自分に合っているようにも、実は、思えない。
大変疲れるメガネなので、緑内障の進行も、気になるし。
脳カットのことは昔、ここの(先代の)おじさんに言われた。
脳が、片方の目の情報だけを取り入れ、もう片方の情報をカットする。
斜視のため、映像が2重にならないように、脳が勝手に画像処理(笑)する状態。
それはそれで、不自由がない。
3Dにならないので、距離感が取れない、が、それは昔からだ。
困るのは、今は、
脳カット状態(一番見やすい)、
両眼の情報が取り入れられてしまう2重視状態、
2重視を避けるために勝手に目が動く斜位状態(これは他人からわかる)、
いろんな状態が、勝手に切り替わってしまうことだ。
困ったとき、一番簡単な対処法は、瞬間的に片目をつぶることで、
やだなぁ、対向車から見たら、ばーさまがウインクしてる図。
そういえば昨日、ニュース番組中の取材で、
上品なおばあさまが何かの質問に、「もう、ばぁばですからね」と答えていた。
ちょうど画面に目が行った時で、字幕に、「ばばぁですからね」と出た。
お孫さんがいるであろう人が使う「ばぁば」は、「ばばぁ」と違うぞ。
は、ともかく。
ばば〇のウインクは、さすがに、対向車から、見えないだろうと思いつつ。
元へ。
眼鏡屋でさらに、まぶしさの検査などもして。
視力・まぶしさ・いろいろと、両目のバランスが取れるように、
0.9→1.0(近視レンズ)、1.2→1.0(遠視レンズ)、という、
まぁ、あまりやらないであろう方法で、メガネを作ってくれることになった。
ガチャ目が解消されることで、斜視が改善されるわけではないが、
いつ起こるかわからない、変な「脳内切り替え」のタイミングが、
少しは、良い方向に、変わるかもしれない。
現状、どうしても右目に負担が大きいことが、
右目の視野欠け増加と、関係ありますかね、と聞いたら、
医者じゃないから、そんな難しいことはわからないよ、と、
おにいさん、ではなく、現おじさんが言う。
うん、そりゃそうだ。
眼科医が取り合ってくれないことを言うと、
取り合ってくれなくても、しつこく言うしかないよ、と。
ははは、それもそうだ。
今の眼科医も、悪くはないのだが、
本当に良い医者というのは、手に負えない、あるいは、やる気のないことは、
他の得意な病院に紹介してくれる医者だよな、と思う。
まぁとにかく、やってみる。
やってダメなら、また、考える。
使えるかどうかわからないメガネは、一番安いレンズとフレームだ(笑)。
できあがりは来週。
私の息子は私よりひどい斜視で、幼少時に手術を受けているが、
(なので、斜視は、遺伝性なのだろうが)、
遠方の(都会の)大学病院への何度もの通院が大変だった。
自分のためにあれはできない、そんなエネルギーはない。
手術でなくても、一度きちんと診断を受けたい気持ちはあるが。
なので、まずは、今やれることを。
来週が、楽しみ。