3月10日放送のテレビ東京系『開運!なんでも鑑定団』が、視聴者を震撼させた。
依頼人が「ガラクタ」と思い込み、20年以上倉庫に眠らせていた鉄砲2丁に、本人評価額100万円を遥かに凌ぐ1,600万円の超高値がついたのだ。
依頼人は20数年前の両親の他界時、3きょうだいで遺産を分けた末っ子。
「パッと見、ガラクタみたいなものを押し付けられた」
と振り返るが、整理中に発見した箱の銘は、江戸期の天才発明家・久米通賢(くめ・えいすけ)。まさに「残り物には福がある」を地で行く大逆転劇となった。
あまりのお宝を目にした、鑑定士の澤田平氏は、30年以上の番組史上でも異例の提案を放つ―。
「もしお譲りいただけるなら、その値段(1,600万円)で買います。現金でお支払いします」
それほどまでに、幻の名銃「輪燧佩銃(りんすいはいじゅう)」が揃いで現存していたことは、歴史的資料として「国宝級」の価値があるということだろう。
実はこれまでにも同番組では、どんでもないお宝が登場している。
番組史上最高額の5億円という値が付けられた、ドイツで発見されたという「柿右衛門様式の壺」だ。
ほかにも、2016年登場。2,500万円の値がついて、真贋論争を巻き起こし社会現象にもなった「曜変天目茶碗」。
さらに、1500万円の値が付いた、1934年発売のプロ野球のポスターなどなど。
そして、今回の鉄砲も、これら伝説の逸品に肩を並べる「武器・武具部門」の金字塔となったわけである。
最近、番組では実家の片付けを機にした高額落札が相次いでいるが、空き家問題や断捨離ブームが、皮肉にも「歴史的発見」を後押しする構図になっているようだ。
今回の勝因は「箱入り・2丁揃い」という完璧な状態だ。「ガラクタ」と思い込み、下手にいじらず倉庫の奥で眠らせていたことが、結果的に最高の保存状態を保つ要因となったが、あなたの家の押し入れに眠る「謎の古いもの」。
もしかしたら、それは次なる1,000万円超えの「お宝」かもしれない。