昨年9月、衆議院が解散する直前に、光栄な事に京都大学の百周年時計台記念館で講演させていただきました。国際フランス語教授連合第4回アジア太平洋大会の冒頭、フランス語で講演しました。京都大学の西山教授からお誘いを受けたものです。英語なら代役はかなり居るでしょうが、フランス語は話者が限られますので喜んでお受けしました。

 

 内容は以前書いたので、ここでリンク先を再掲しておきます。政治の話は殆どしておらず、フランス語に対する私の考え方を端的に述べています。原稿は自分で書いて、ネイティブ・チェックを受けたものです。ウケたのは「小さい頃、フランス語と言えばセシールの『Il offre sa confiance et son amour』というフレーズだった。意味は勿論分からない。ただ、大半の日本人のフランス語イメージとはそんなものだと思う。」という部分でした。

 

 たどたどしい部分が幾つかありますが、これが私の限界です。ただ、フランス語で研修した現役外務官僚で私よりも下手な方は居るでしょう。かねてから、外務官僚の語学力が落ちてきている事に苦言を呈してきましたが、外務省を離れて13年、フランス語に接する機会がとても少ない私より下手な外務官僚については、2年間公費で語学研修させた事自体が税金の無駄遣いだと思います。多分、そんな事を考えた事もない外務官僚が大多数ですけどね。

 

 

 なお、光栄な事に、この講演がフランス語教育の雑誌「le francais dans le monde(世界におけるフランス語)」という雑誌の2018年1-2月号に取り上げられました()。私の講演をそのまま取り上げるのではなく、非常にこなれた形で紹介されています。

 

 一応、記録としてこのブログに残しておきます。