1月8日で40歳になりました。18歳で大学入学のため上京し、21歳で外務省に入り、32歳で退職し、36歳で衆議院議員初当選し、39歳で落選。色々なことがあったなという感慨があります。


 元来負けず嫌いでして、昔から「負けてたまるか」と思いながらずっと生きてきました。大学に入った時、周囲の同級生が醸し出す「ちょっと違った」雰囲気に接し、変に奮起したのを思い出します。当時の私の父の収入と大学の親の平均年収との差は2.5倍以上、私が感じた雰囲気はそういうところに起因したのかもしれません。


 外務省に入ってからも、辞めてからも、ずっと同じでした。変な肩肘を張りながらやってきたものです。多分、自分の中には「アンチ・エスタブリッシュメント」の気質があります。ただし、一直線に「アンチ・エスタブリッシュメント」に突っ走るのではなく、一番「エスタブリッシュメント」に近いところに身を置きながら、それに対する「アンチ」の気持ちを持つということをずっとやっていたような気もします。こうやって書いてみると、少し「何か」に対する反発があるのかもしれません。


 まあ、40歳ではありますけども、気持ちは今でも大学入学の頃と殆ど変わっていません。というか、誤解を受けるかもしれませんが、大学時代も、外務省時代も、議員時代も、今も私の中では本質的に何も違わないのです。外務省時代、いつも「やりたいことをやりながら給料貰っていいのかね」と思ったものです(しかし、遊んでいたわけではありません。)。


 ということで、40歳になりましたがこれからも今までの自然体でコツコツとやっていきたいと思います。青雲の志を持ち、ちょこっとだけ「アンチ・エスタブリッシュメント」の気質を備えつつ、「負けてたまるか」と走っていく、そういうことです。