所属委員会が若干替わることになりました。これまでは経済産業と災害対策特でしたが、今国会を前に希望聴取があり、災害対策特が海賊テロ対策特に替わりました。


 この時期に所属委員会の交替があったことについては、メディア等で色々な憶測記事が出ています。それが真実なのかどうかは分かりませんので、それについての論評は避けます。


 ただ、前回の委員会の交替は昨年9月でした。政権交代後、一年経ったので見直すということで、それはそれで良かったと思います。しかし、今回はたった4カ月での交替です。私は災害対策特に所属していましたが、諸般の事情により委員会の開催は4回。第1回は設置のための開催、第2回目は奄美の災害報告(被害者への黙祷を含む)、第3回目は政務三役の就任挨拶、第4回目は奄美への委員派遣の報告ということで、実質的な質疑の時間は全くありませんでした(それはそれで委員会の運営上仕方ない面もあり、おかしなことでもなんでもありません。)。


 むしろ、今国会から本格的に災害関係の色々な審議を行うのだろうと思っていたら交替です。正直なところ、私がこの災害対策特に所属していたことで貢献できたことというのは、多分、定足数を満たすためだけだったと思います。何となく寂寥感の漂う話ではあります。委員会所属を4ヶ月で終わらされたのって一体何だったんだろう、という気がしてなりません。


 あと、もう一つ。今次国会から、科学技術関係での特別委員会が立つようです。これで特別委員会は8つ目です。そろそろ整理した方がいいように思うのです。


・ 災害対策特別委員会
・ 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会
・ 沖縄及び北方問題に関する特別委員会
・ 青少年問題に関する特別委員会
・ 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会
・ 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会
・ 消費者問題に関する特別委員会


 こういう特別委員会は廃止・統合しようとすると、どうしても「その委員会が担当する政策課題を軽視しているのか」というご批判になりやすいのですが、逆に考えると、大臣の国会への拘束がより増えるということでもあります。国務大臣は他国に比して、既に過剰なまでに国会に拘束されていますので、真摯に国会の審議を整理する観点から考えていいと私は思います(私は常任委員会ももっと整理していいのではないかと思うのですが、これは法令事項ですのでよりハードルが高いです。)。


 小沢幹事長時代に、この辺りの整理をしようという動きの萌芽がありました。私はとてもいいことだと思い、先輩議員に議論を吹っ掛けたことが何度かあります。あの動き、もう一回戻ってこないかなと感じているところです。


 ということで、ちょっとした違和感を持ちながら、また、月曜日から国会に臨みます。今国会は幾つか自分に「これをやり遂げよう」という課題を課しています。「乞うご期待」とまでは言いませんが、自分の力の及ぶ範囲で頑張ります。