事業仕分け調査員で幾つかの団体の調査に携わっています。私は、あるチームの「世話人」というかたちで、まあ、班長さんみたいなことをやっています。あまりテレビに出る役割ではなく、どちらかといえば裏方さんです。どうしても、地元に戻ると、テレビに出ないと残念な思いをお持ちになる方もおられるようでしてお叱りを受けます。まあ、それはそれで仕方ないと思っています。


 その過程で、改めて身に沁みたことがありました。それは「現場の声を聞くこと」でした。どうも、まだ官僚時代の感覚が抜けないところがあって、書類で判断してしまうクセがあります。今回の調査でも、書類の段階で「まあ、この団体はこの程度の●●かな・・・。」と値踏みをしていました。変に器用になろうとするあまり、この値踏みで判断を止めてしまっていたわけです。


 しかし、私の班で活躍する阪口直人加藤学岡田康裕 各議員を始めとする同僚議員が現場で掴んできた話というのは、私の想像を遙かに超えるものでした。対象法人に迷惑を掛けては行けないので、あまり具体的に書けないのが残念でなりません。


 まだまだ切り込むべき法人というのはあるものだ、というのはいつも感じています。しかし、その答えは「現場」にある。そう強く感じさせられ、いい勉強になりました。当たり前のことなんですけどね。


 すいません、とても陳腐な話で。