2009年は自分自身にとって、大きな変化の年になりました。2005年7月末に役所を離れてから、東京で秘書をやり、地元で市長選のスタッフをやり、独立して予定候補者として活動を始め・・・、その一つの到達点が2009年8月30日だったことは事実です。今、衆議院議員として活動させてもらえる重責を改めて噛みしめます。


 4年は長かったかどうかと問われることがあります。私には分かりません。ただ、良い経験ではありました。大雨の紅梅交差点でゲリラ豪雨でずぶ濡れになったこと、真夏の夕暮れ時、大膳付近で汗だくで炭酸飲料飲みながらしばし佇んだこと、若戸大橋入口交差点で朝8:05に必ずクラクションを鳴らしてくれる知人のこと、真冬の朝、夫婦で震えながら折尾駅でご挨拶していた時、暖かそうで眩しく見えたミスタードーナッツの店舗のこと、どれもこれも自分の肥やしになっています。


 あえて言えば、自分の信ずるところを貫く意思がなくては長続きしなかったでしょう。役所の後輩から数回「政治の世界を目指して『も』いいかなと思うのですが相談に乗ってください」と言われました。そういう相談には乗らないようにしています。この文脈で「も」が出てくるうちはダメなのですね。泥をすすってでもやりぬく覚悟がなければ必ず挫折します。その意思を自分自身、これからも持ち続けたいと思っているところです。


 4ヶ月間の議員生活ではありますが、「普通の感覚」を忘れないようにしてきました。国会議員だと色々なサービスをタダ又は廉価で享受できる環境があります。別にそれが悪いとか批判するわけではありません。ただ、私はあまり使わないようにしています。志を高く持ちつつも、自分の身の回りのところでは普通を貫く、暫くはこれで行こうと思っています。


 2010年も色々とあることでしょう。何が私を待っているのか、分かりません。今は本当にありとあらゆることを吸収すべき時です。まずは1月18日からといわれる通常国会、そして予算委員会です。さすがに通常国会では出番が回ってくるでしょう。エラそうなモノの言いになりますが、「乞うご期待」とだけ述べさせていただきます。