今年は本当によく餅つきをしました。まあ、大雑把に数えて30臼以上は搗(つ)いているはずです。


 子供の頃、あまり記憶にないのですが、当地北九州ではともかく年末餅つきが各地で行われます。現職になってからお呼ばれする機会が増えまして、本当にありがたいことです。そういう中にも、色々なコメントを頂くことが多く、地元の声を聞くいい機会になっています。


 餅つきをする中で、「コネ7割、ツキ3割」というのが大体正しいことが分かります。こねるところで7割くらいは終えておかないと、良い餅にはなりません。これは検証したことがないのですが、ある方から「四国の方に行くと、こねるだけで終える地域がある」と伺いました。そういうツキがない餅だったり、粒の残る餅だったりする餅(おはぎとか)を「北の窓(北窓)」と呼ぶそうです。「ツキ(月)がない」ということのようです。風流だよな、と思いつつ、自分がつく餅は「北窓」にならないよう丹念にコネています。


 そういう中、頂いたお餅、美味しく頂いています。餅のつき過ぎで右手が少し太くなったかなという気がしますね。