毎日、バタバタしているので、細かく社会情勢をフォローするのが難しくなりつつあります。PCの前に座ることも減りました。
最近、時折聞かれるのが「あなたの得意分野は何ですか?」ということです。つまりは「首尾よく国会に行けたと仮定した場合、どういう分野でやっていくのか?」ということですね。
ここで少し答えに窮します。「外交」、まあ得意といえば得意なのですが、基本的に私は外交の話をすることは、自分からはしません。「票にならない」なんて下司なことを言うつもりはありませんが、それでもともすれば「浮世離れをしてる」と言われることが多いです。
私が実は自信を持っている分野があります。多分、現職・新人の議員(候補)の中で相当上位に来るでしょう。それは「お役所との戦闘能力」です。これには自信があります。私が出会う議員(候補)の中には、政治家が吠えればお役所は言うことを聞く、と思っている人が結構います。政治家が吠えることが政治のイニシァティブだと勘違いしている人は少なくありません。
それは幻想なのです。吠える議員ほど、ある意味チョロい存在はいません。闘牛で交わされる牛みたいなものです。そんな議員が1000人いても、お役所の壁は絶対に崩れません。
11年もお役所にいると、どんな分野でも書類を読んで「ん?何かおかしいな」と気づくことができるようになります。その直感的な「おかしさ」に気づくのは、役所が逃げを打とうとしている時であることが多いです。そこをギリギリ詰めていく能力には自信があります。
とは言え、この「得意分野」もあまり売りにはなってません。これまた、日々の生活から少し縁遠いからです。セールス・ポイントというのは難しいものだと痛感しております。