みなさん、こんにちは。
昨日は、Music Dialogue の本番でした。
去年の3月から、方法を探しながら準備を進めてきた
Music Dialogue という企画。
昨日の本番で、法人化して、組織として活動が始まりました。
まだ1部の層でしか楽しまれていない、室内楽というジャンル。
それをどう、広めていくか。という事を実践しつつ
そのための演奏者も育てる、
そして、それらを企画・実行するマネージャーも育てるという、
主催者・演奏者・聴衆全てのための法人。
どれが欠けても素晴らしいコンサートというのは成立しないので
本当に大切な事だと思います。
さて、昨日のコンサートでは
ヴィオラの大山平一郎さんとピアノの副島響子さんで
ブラームスのヴィオラソナタ f-mollと
それにヴァイオリンの戸田弥生さんと僕が加わって
フォーレのピアノ四重奏曲 c-mollというプログラム。
そして演奏後には、最近定着しつつある
Dialogue のコーナーも。
これは、文字通りお客様と演奏者の対話です。
お客様からの質問やご意見に、我々演奏者が答えるというもの。
演奏だけなら、そこそこのスピーカーがあれば
自宅のリビングでCDで楽しめる時代ですが、
この「対話」だけは、絶対に会場に来ないと出来ません。
普段は直接お話しする機会のあまりない音楽家の
生の声を聞いていただけるので、ご好評みたいです。
そして、演奏!
副島響子さんも戸田弥生さんも大山平一郎さんも
もう、本当に素晴らしすぎて。
全員が強い意思を持って演奏しているので、
それぞれの音が、全部はっきり聴こえるんです。
そこに自分の意思もねじ込んで、
こうやって室内楽が出来ているんだな、と改めて痛感。
今、我々が出来る室内楽の、1番本気の部分を
楽しんでいただけたと思います。
またこれを励みに、今日からも頑張ろう。
今、広島に向かう新幹線の中です。
雪のため、到着が遅れてしまっていて、
一緒に演奏するメンバーをお待たせしてしまっていますが
広島では、また始めてのメンバーとの室内楽。
シューマンとライネッケの世界です。
どういう対話になるか、楽しみです!
それではみなさん、雪、気をつけてください。
写真は昨日のコンサートのリハーサル風景。
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