先日のブログ でゴロンちゃんに関するお願いがありますと書きながらそのままになってしまいました。(>_<)
その後の置き去りファミリーのご報告も兼ねて、かなり長くなりますが書かせてくださいませ。<m(__)m>
ゴロンちゃんがボランティア宅から脱走したのが5月26日、それから5ヶ月近くがたちました。
残念ながらその日以降今日まで、まだゴロンちゃんには会えていません。
その後のお引越し置き去り猫さんたちのことですが、グレーちゃんとその子猫3匹（全員オス）は、ゴロンちゃんたちが移動してご飯をもらっていたEさん宅と空き家を行ったりきたりして元気にしています。
空き家に残っていた猫さんたち（全員避妊済み）もそこで餌やりさんにご飯をもらって元気にしています。
ゴロンちゃんの姉妹のメイちゃんナナちゃんは、里親さんのもとで幸せに暮らしています。
まだ触らせてはくれませんが、ナナちゃんは里親さんの手からおやつを食べたり、リビングのソファで寝たりしているそうです。メイちゃんはまだ昼間は幻猫さんのようですが夜は姿を見せてくれるようになり、あたたかく長い目で見てくださっている里親さんにはどんなに感謝してもし足りません。
グレーちゃんの子猫3匹（避妊手術前に生んで隠しておいた子達）にもできれば里親さんを見つけてあげたいと、Eさんにお庭での人馴れ訓練をお願いしていましたが、その子達は全く人馴れしないまま大きくなってしまいました。そして、Eさん宅のお引越しも間近に迫ってきたため、その子達の里親探しは残念ですがあきらめることにしました。Eさんお引越し後は空き家の方でご飯をもらえるように餌やりさんにもよくお願いしてあります。（私は現地になかなか行けないので申し訳なく、餌やりさんにはご飯代の送金をしています。）
それと同時に、とても悩んだのですが、ゴロンちゃんが見つかったときに里子に出すことも中止することにしました。
ゴロンちゃんが見つかったらEさん宅のお庭に戻し、人馴れがまだ可能か見ていただくことになっていました。が、Eさんお引越しにあたり、それもできなくなったというのもひとつの理由です。2階から飛び降りて脱走するほどおうちの中が嫌だったゴロンちゃんを再度ケージなどに閉じ込めることを、最善の方法とは今はどうしても思えません。
ゴロンちゃんをずっとずっと待ってくださっている里親候補の方（3人いらっしゃいました）にも、先日、ゴロンちゃんを里子に出すのはあきらめることにした旨のメールを出させていただきました。ゴロンちゃんは私が責任もってなんとかするので、他の猫さんとの新しい出会いがあれば、ぜひその子を幸せにしてあげていただきたいと・・・。書いていて涙が止まらなくなりました。
お二人からは、ゴロンちゃんと一緒に暮らせないのは残念ですが、きっとどこかで強く逞しく生きて行ってくれていると信じますというあたたかいお返事をいただきました。里親さん候補の方には一番辛いときに本当に大きな支えになっていただきました。
（※お一人の方はアドレスが変わられてしまったようで、ご連絡が取れませんでした。ゴロンちゃんにあたたかい手を差し伸べてくださったY・Hさま、本当にありがとうございました。）
今後のゴロンちゃんのことですが、見つけたときのゴロンちゃんの状態を私が責任もってよく見極め、ゴロンちゃんが一番望んでいると思われる生き方をさせてあげるために、最大限の努力をしようと思います。
新しい土地で生きていくのがよいのか、Eさんもお引越しして様子もだいぶ変わってしまうけれども元の場所にもどしてあげるのがよいのか、まだ人馴れする可能性が少しでもあるのか、などなど、自分のありったけの力をもって見極めようと思います。
猫の本当の幸せはなんなのか、誰にもわからないと私も思います。なぜって猫はしゃべれないからです。
では人間はどうしたらいいのか・・・。
その猫を本当に大事に思う人が、その猫にとって一番幸せと思われる生き方ができるように人間なりの最大限の努力をするしかないのではと私は思います。それが人間の都合やエゴだとは思いません。
ぽっぽのように、人間が大好きと思われる猫にはなるべくそばにいる、ロッカのように人間へのトラウマがあると思われる子にはなるべくびっくりさせないような静かな環境を保つ、ゴロンちゃんのように閉じ込められることに最大のストレスを感じると思われる子には外での最良の生き方ができるようにする・・・そんなふうに1匹1匹の性格に合っていると思われる生き方をさせてあげることしかないと思うのです。私はこれから出会う猫さんにもそうしていくつもりです。
長くなりました・・・(T_T)
ここからがお願いです・・・
本当にたくさんの方がブログやサイトにゴロンちゃん探しのバナーを貼ってくださっています。
たまたま訪れたまったく知らない方のサイトにゴロンちゃんのバナーを見つけたとき「あぁ、ここにも心配してくださっているかたがいる・・・」とどんなに勇気付けられたかわかりません。
ゴロンちゃん探しは私が責任もって続けます。
ゴロンちゃん探しのバナーはぜひ緊急を要する猫さんたちのSOSバナーに変えてあげてくださいませ。
緊急の助けを必要としている猫さんは数限りなくいます。どうか1匹でも幸せな猫さんが増えますようにと祈る毎日です。
長い間バナーを貼って応援してくださったみなさま、本当に本当にありがとうございました。
（もちろん、スペースをお持ちの方は貼ったままにしていただいてもとてもありがたく思います。）
本来ならばバナーを貼って下さっているすべてのサイトやブログにお伺いしてお礼を申し上げるべきですが、このブログの記事でお礼とお願いにかえさせて頂きます。
本当に申し訳ありません・・・
この記事を書くにあたり、お引越し置き去りファミリーの記事をすべて涙で読み返しました。
ゴロンちゃんが脱走した日に、それをまだ知らずに書いていた記事があり、しかも悩みに悩んで書いた末、下書きのままになっていることに今気づきました。
猫の幸せってなんだろう （5月26日の記事）、お時間のございます方は読んでいただけるとうれしく思います。
本当に長い記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。
これでまた気分あらたにがんばれそうな気がしています。
だいじょうぶ、だいじょうぶ